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台風一過・紅葉の高野山♪霊宝館は血曼荼羅を展示

和歌山県高野町高野山の世界遺産・高野山は、台風22号が去った10月30日、弘法大師・空海の真言密教・シンボルである壇上伽藍(たんじょうがらん)の根本大塔などが、色鮮やかな紅葉・黄葉に包まれ、普段の晩秋にない高野山情緒を醸し出した。
この日、高野山(標高約850メートルー)の午後3時頃の気温は9・5度と下界の真冬並み。とくに高野山真言宗総本山・金剛峯寺や、檀上伽藍(だんじょうがらん)の蛇腹道(じゃばらみち)、近くの霊宝館周辺では、楓(かえで)や銀杏(いちょう)、櫨(はぜ)、桜などの木々が、紅葉・黄葉のピークに達した。
さすがにスマホ時代。外国人も日本人も全員すぐれた「カメラマン」ばかりで、紅葉黄葉と塔頭寺院をバックに、家族や友人らの笑顔を愛(いと)しむように撮影、親しい人たちに配信していた。
近くの高野山・霊宝館では、平清盛が高野山に奉納したと伝わる「血曼荼羅(ちまんだら)」などを紹介する第38回高野山大宝蔵展「高野山の名宝~平家物語の時代と高野山~」(~12月3日)を開催中で、大勢の参拝・観光客が観覧。平家と高野山との関わりを学んでいる。
南海高野線は台風21号の影響で、今なお高野下~極楽橋駅間の運転を見合わせていて、橋本駅~高野山駅間を大型バスで代替輸送している。
それでも、高野山真言宗総本山・金剛峯寺や奥の院、壇上伽藍には、外国人を中心に参拝・観光客が次々訪れていて、弘法大師・空海が開いた宗教都市の、世界に開かれた麗しい晩秋の風景を満喫していた。
追記=高野山大宝蔵展の詳細は下記の関連記事「平清盛奉納の血曼荼羅!高野山霊宝館で約40点公開」で紹介中。
写真(上)は鮮やかに色づいた紅葉と真言密教のシンボル・根本大塔。写真(中)は蛇腹道沿いの人影と紅葉黄葉。写真(下)は中門わきの巨木と輪橋を渡る人影。


更新日:2017年10月31日 火曜日 00:00

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