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すてき♪柿の魅力発信フェア~講演・展示も楽しく

日本一の柿の名産地、和歌山県橋本・伊都地方の柿の良さを知ってもらおうと、伊都振興局主催の「柿の魅力発信フェア」が8月29日、橋本市保健福祉センターで開かれ、参加した柿生産者や農協関係者ら約140人が講演・展示・試食会で、柿はもちろん健康にいい「フルーツ食」の素晴らしさを学んだ。
伊都地方農業振興協議会と伊都地方生活研究グループ連絡協議会が共催した。
初めに藤森弘之(ふじもり・ひろゆき)伊都振興局長が大勢の参加に謝辞を述べ、「柿を食べて柿のアピールを」と開会挨拶。同局農業水産振興課の堀田宗幹(ほった・むねき)主査が「伊都地方の柿栽培について」説明した。
堀田主査は、柿は東アジア原産で、語源は「アカキ(赤き、赤木)などが有力。奈良時代に中国から日本への伝来説があると紹介。とくに橋本・伊都地方は気象・地形とも労働に厳しいが、柿栽培には最適であり、今後も省力化を図りながら、高品質の柿を栽培、販路拡大を進めることが大切と紹介した。
世界で唯一人・体を張るフルーツ活動家として知られる、国際フルーツ協会の中野瑞樹(なかの・みずき)代表が、「あなたの知らないフルーツの世界2800日フルーツ物語」と題して講演。
この8年間フルーツ食に徹していると自己紹介の後、「私のマネは絶対しないでください」と前置き。世界の常識「フルーツは毎日の必須食品」であり、がんのリスクを下げる要因のトップにフルーツを挙げ、「明るい未来の鍵はフルーツ」であると力説すると、参加者の大きな拍手が起きていた。
会場では「あんぽ柿」「柿しろっぷ」「柿のかす漬け」など加工品を並べ、田辺市のPetit-smile「フルーツを楽しむ空間作り」の新谷睦子(しんや・むつこ)さんは、自らフルーツカッティングした柿やネーブル、リンゴなどを卓上展示。フルーツの皮を皿代わりに加工したり、柿の実でバラの花を造形するなどしており、とくに女性たちの心を魅了していた。
伊都地方生活研究グループ連絡協議会は、腕によりをかけて作った柿カレー、柿の包み揚げ、柿と海草のサラダ、柿ミルクを参加者全員に提供。人々は「さすがにうまい」と立ち上がり、スマホ撮影して、さっそく親しい人たちに紹介した。
橋本市賢堂の山本一清(やまもと・かずきよ)さんは「健康にはフルーツが必要。柿をはじめ、いろんなフルーツが売れれば、農業の活性化につながり、地球の温暖化防止にも…」と話し、「目からまたウロコが落ちました」と喜んでいた。
写真(上)は「柿の魅力発信フェア」に展示された柿の加工品の数々。写真(中)はフルーツの世界を語る国際フルーツ協会の中野代表。写真(下)は参加者にフルーツカッティングを説明する新谷さん=右。


更新日:2017年8月30日 水曜日 00:00

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