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京奈和道・五條北IC~御所南IC=19日に開通
京奈和自動車道の奈良県側「大和御所(やまとごせ)道路」の御所南IC(インターチェンジ=同県御所市)~五條北IC(同県五條市)が、8月19日(土)に開通する。すでに全通済みの和歌山県側=橋本東IC~和歌山JCT(ジャンクション)間(29・1キロ)=方面から、一部現道に降りるものの、西名阪自動車道につながる郡山下ツ道JCT(ジャンクション)まで、スピーディーに走れることになる。観光・経済・救急医療に役立つと期待されている。
国土交通省・近畿地方整備局の発表によると、御所南IC(御所市條=じょう)~五條北IC(五條市居傳町=いでちょう)間は7・2キロの2車線。路線番号は「E24」(高速道路ナンバリング標識)、PA(パーキングエリア)名称は「御所南PA」となる。
今回の開通で橋本東ICから橿原高田IC(橿原市)まで一気に往来でき、未開通の橿原高田IC~橿原北IC間(4・4キロ)については、現道(国道24号)を走ると、郡山下ツ道JCTまで簡単に往来OKとなる。
これにより弘法大師・空海が開創した高野山真言宗総本山・金剛峯寺や、修験道の開祖・役小角(えんのおづぬ)が開創した吉野山・金峯山寺(きんぷせんじ)など、歴史ロマン溢れる世界遺産や名所旧跡へ、簡単に行けることになる。
京奈和自動車道の整備とともに、大阪や名古屋方面へのアクセスが良くなり、沿線に企業が進出して沿線が活気づき、もちろん救急搬送による人命救助も格段に進む。
和歌山県伊都振興局元参事で、橋本市の久保進(くぼ・すすむ)理事は、「橋本にも神社仏閣や綺麗な山河、真土万葉の里など名所旧跡は沢山あるし、企業団地にはどんどん有名企業が進出しています。奈良、京都へのさらなる早期延伸を期待しています」と話していた。
写真(上)は五條市で建設中の京奈和自動車道・トンネル付近。写真(中)は京奈和自動車道の全体図。写真(下)は建設中の京奈和自動車道=向こう側=と現道(国道24号)。