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アイガモ放ち子供ら歓声♪辻本さん81に感謝の花束

無農薬の「アイガモ農法」を実践している和歌山県橋本市恋野の辻本賢三(つじもと・けんぞう)さん(81)の植田で、6月16日、第25回「アイガモのヒナ放鳥」が行われ、市立すみだこども園と恋野小学校の子供たち計85人が楽しい放鳥体験をした。
辻本さんは20数年前、妻(故人)が田畑に散布した農薬を吸い込み、大阪府内の病院に入院。その時、アイガモのヒナを水田に放つと、アイガモは害虫を食べ、足でかき混ぜて除草する無農薬の「アイガモ農法」を知り、研修を受けたうえ、毎年実践してきた。
今年も6月2日に田植え。業者から購入した生後約2週間のアイガモのヒナ65羽を準備。約60アールの水田では、根付いたばかりの早苗が風になびく。
すみだこども園=佐々木和代(ささき・かずよ)園長=の5歳児67人、恋野小学校=中下小夜(なかした・さよ)校長=の1、2年生18人が参集。先ず、平木哲朗(ひらき・てつろう)市長が「この米は健康にいいので応援したい」と祝辞。辻本さんに子供たちが花束を贈り、全員で「ありがとう」とお礼を述べた。
この後、子供たちは、3グループに分かれて、植田の畦道に整列。同市職員が放鳥を希望する子供たちに、アイガモのヒナを手渡す。手の中でアイガモのヒナが目をぱちくりさせ、ピーピーと鳴きだすと、子供たちは「かわいい」と大喜びで頭をなでる。
市職員の合図で、子供たちが一斉にアイガモのヒナを放つと、ヒナは早苗の間を泳ぎ回り、水中にクチバシを突っ込んでは、水草らしいものを食べる。子供たちは、その姿をじっと眺めていた。
佐々木園長は「子供たちは今春、辻本さんのレンゲ畑で遊ばせてもらったばかり。それが『もう水田に変わってる』と、口々に驚いています」と説明。「こうして大切なアイガモ農法を体験させてもらうと、将来きっと役立つことと思います」と謝辞を述べていた。
写真(上)は素手でアイガモの赤ちゃんと触れ合う児童たち。写真(中)は植田にアイガモを放って大喜びの児童たち。写真(下)はアイガモ体験に感謝して子供たちから花束を贈られる辻本さん。

更新日:2017年6月17日 土曜日 00:00

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