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さぁ、ホタル観賞♪雅楽もあるよ~紀見峠駅前の清流

大阪・難波駅から電車でわずか40分の南海高野線・紀見峠駅(和歌山県橋本市矢倉脇)近くの根古川(ねこがわ)&冷谷川(ひえたにがわ)で、6月17日から同24日までの間、計4回にわたり源氏ボタルを観賞する「ほたるの夕べ」を開催。とくに初日の17日は雅楽「平安貴族の音楽とほたるの舞」が披露される。主催者の橋本観光ガイドの会メンバーで「根古川ほたるの会」の森脇稔(もりわき・みのる)代表は「大阪都心に最も近い山河豊かな紀見峠駅前で、日本の夏の情緒を味わっていただきたい」と言っている。「ほたるの夕べ」参加者は〝ほたる保存活動協力費〟1人300円。普段のほたる観賞は無料。
「根古川ほたるの会」(会員25人)は、10数年前から根古川と冷谷川沿いに、人工池(水路)をつくり、ホタルのエサ・カワニナを放流し、ホタルの幼虫を孵化させ、繁殖させてきた。今では毎年夏、その清流一帯で無数の源氏ボタルが乱舞し、「ホタルの名所」となっている。
ホタル観賞ポイントは、根古川の場合、紀見峠駅近くの地蔵寺~ます池集会所の約100メートル間。冷谷川の場合は、同駅北側の踏切から約100メートル上流に設けられたホタル観賞地。
同ほたるの会は、すでに地元の国道371号沿いの笹尾川(ささおがわ)で30~40匹の飛翔数を確認しており、6月10~25日頃には根古川(地蔵寺付近)で30~50匹、同15~25日は冷谷川付近で50~70匹が飛翔するものと予想している。
「ほたるの夕べ」は第1回=6月17日(土)、第2回=同18日(日)、第3回=同23日(金)、第4回=同24日(土)に開催。各回とも参加者は紀見峠駅に午後7時半に集合。同35分、同駅を出発して地蔵寺~根古川~冷谷川でホタル観賞、同9時頃に解散する予定。
雅楽「平安朝貴族の音楽とほたるの舞」は、地元の大北雅楽会(おおきた・ががくかい)=前田昌平(まえだ・しょうへい)代表=のメンバーら8人が出演する。
8人は17日午後7時から約1時間、紀見峠駅近くの矢倉脇橋の下の川原に特設したステージで、笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・龍笛(りゅうてき)の演奏とともに、平安貴族の衣装を身にまとい、優雅な舞を披露。小雨決行する。
すぐ近くには喫茶「さふらん」=金澤(かなざわ)モト子さん経営=があり、10人以上の予約があれば、夜間もオープンすることになっている。
源治ボタル鑑賞「ほたるの夕べ」は各回とも定員20人。ホタル観賞や喫茶「さふらん」の利用申し込みは、6月1日(木)~同20日(火)の午前9時~午後6時、森脇代表(090・5244・0486)へ。駐車場所が少ないので公共交通機関の利用が賢明としている。
森脇代表は「今年も危険防護柵や、ホタル観賞場所をつくり、散策道の整備や草刈りも済ませました。この夏、ホタルとともに楽しいひとときを過ごしてください」と言っている。
写真(上)は雅楽「平安朝貴族の音楽とほたるの舞」の舞台となる紀見峠駅近くの矢倉橋下の根古川の川原。写真(中)はホタル観賞用の丸太椅子。写真(下)は卯の花も綺麗な根古川=上に見えるのは喫茶「さふらん」。
追信=紀見北地区公民館主催の「ホタル観賞会」は、6月16日(金)午後7時30分~同9時、橋本市林間田園都市のグリーンコート五番館東側付近の根古川下流・一の瀬滝(落差約10メートル)で開催。参加者は同7時30分、南海・林間田園都市駅前に集合。持ち物、小さな懐中電灯。参加無料。森脇代表が案内・説明する。申込が必要で、申し込みは紀見北地区公民館(電話=0736・37・2867)へ。


更新日:2017年5月31日 水曜日 00:00

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