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橋本&沖縄…初のFM交流放送♪観光地や特産品紹介
和歌山県橋本市東家の地域放送局「FMはしもと」=向井景子(むかい・けいこ)社長=と、沖縄県那覇市の地域放送局「FMレキオ」=又吉(またよし)かをる社長=は、5月29日(月)から毎週1回、お互いの〝ふる里情報〟を伝え合う「交流放送」を開始する。「FMはしもと」が県外の放送局と定期番組を企画・実施するのは初めてで、向井社長は「沖縄と和歌山の皆さまに喜んでもらえる番組にしたい」と張り切っている。
「FMはしもと」=FMはしもと株式会社=は平成25年(2013)4月=高野町送信所・同28年4月=本放送開始。81・6メガヘルツで、放送エリアは橋本市、九度山、かつらぎ、高野の各町。すべて自局のオリジナル番組を放送。
「FMレキオ」=FM琉球株式会社=は平成18年(2006)8月に本放送開始。「レキオ」は欧州人が沖縄(琉球王朝)に敬意を込めた呼称。80・6メガヘルツで、放送エリアは那覇市の一部=おもろまち、銘苅(めかる)、古島(ふるじま)など=。社長もスタッフも女性中心で、沖縄県内では異色の放送局。子育てや家族を基調とした町づくり、老若男女すべての人々に喜ばれる放送を目指している。
「交流放送」のタイトルは「お天気はどうですか?」(とりあえず仮称)で、毎週月曜日の午後2時から約20分間、向井、又吉両社長がメインパーソナリティーとして登場。それぞれの観光地や特産品、風土などについて紹介、交歓する予定。
例えば、観光地なら世界遺産・高野山や世界遺産・首里城、特産品なら柿やマンゴー、風土なら4月の高野山麓の桜、同じ4月の沖縄の海水浴などで、いずれもお互いの「ふる里の違い」を実感し、学び、覚え、興味を深めることになりそう。
橋本や沖縄で企業・商品アピール、販路拡大の機運が高まれば、商品紹介を行う生CM採用も検討する方針。
今回の「交流放送」開始は、昨年春、向井、又吉両社長が直接出会ったのがきっかけ。又吉社長が高野山を訪れた際、「FMはしもと、高野町で放送開始」の案内を見て、向井社長が女性であることに感銘を受け、「FMはしもと」を訪問。その時、向井、又吉両社長がそのままラジオ出演して、2人は「お互いの古里を紹介したいもの」と歓談。それが1年後に実現することになった。
向井社長は「又吉社長と、お互いの地域の話題を紹介し、語り合えるのがうれしいです。ぜひ皆さん、お聴きくださいね」と話している。
写真(上)は「FMはしもと」の向井社長。写真(中)は甘熟富有柿「希」。写真(下)高野山・根本大塔が透ける蛇腹道の新緑。