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〝幸村の里〟鯉幟100匹泳ぐ♪家族連れら大喜び
戦国武将・真田幸村ゆかりの和歌山県九度山町の紀伊丹生川の空で、約100匹の鯉幟(こいのぼり)が、端午の節句に向けて、色鮮やかに春風にひるがえり、今、開催中の第9回「町家(まちや)の人形めぐり」に訪れた観光客らを喜ばせている。
これは九度山町商工会青年部などでつくる「九度山 I LOVE 運動推進会」が、各家庭で不要になった鯉幟を収集。
紀の川に注ぐ紀伊丹生川河口付近(幅約110メートル)で、鯉幟を取り付けた2本のロープを両岸に渡した、いわゆる「鯉幟の川渡し」。
同町は幸村が大坂城出陣までの14年間を過ごした高野山麓の地であり、今は「真田のみち」(九度山商店街=南海高野線・九度山駅~紀ノ川・九度山橋間約1キロ)周辺で「人形めぐり」を開催中。その最終段階では、武者行列が勇壮に練り歩くなど伝、統の「真田祭り」(5月4、5両日)が繰り広げられる。
昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」で脚光を浴びた「幸村の里」だけに、今年も「町家の人形めぐり」はにぎわい、河畔の公園では家族連れや若いカップルらが、弁当を広げるなどして、「鯉幟の橋渡し」を楽しんでいる。
写真(上)は紀の川との合流地点付近で春風に泳ぐカラフルな鯉幟の橋渡し。写真(中)は鯉幟の橋渡しの下では昼食を楽しむ家族連れの姿も。写真(下)は九度山橋をバックに桜の蕾の枝の向こうの空を泳ぐカラフルな鯉幟の列。
更新日:2017年4月4日 火曜日 00:00