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山河そして桜…自転車も快走♪サイクリングフェスタ
和歌山県で初めての本格的な「わかやまサイクリングフェスタ2017」(同実行委員会主催)が開かれた3月26日、和歌山市をスタートした大勢の参加者が、高野山経由で紀の川自転車道などを颯爽と走り、その姿は山河豊かな橋本・伊都地方の風景を心地よく際立たせた。
この日早朝、計3コースのうち超難関コースの「天空の聖地~高野山センチュリーライド」(約160キロ)に参加した300人は、サイクリングリーダー30人とともに和歌山市民スポーツ広場を一斉にスタート。
大勢の若者が、凄い勢いで標高約850メートルの高野山を経て、紀伊丹生川・赤瀬橋を渡り、国城山山腹の紀の川フルーツラインを走行。
紀の川自転車道(賢堂~南馬場3・2キロ)から九度山町の道の駅「柿の里くどやま」経由で、同日夕刻、和歌山市民スポーツ広場に次々とゴールインした。
参加者はスマートなヘルメットにサングラス、スポーツウエアで快走し、途中、9か所に設けられた食事・給水所でエネルギー補給。
紀の川フルーツライン沿いの産直市場「くにぎ広場」前では、名物・幻の畑ごんぼを使った畑ごんぼコロッケや炊き込みご飯など、道の駅「柿の里くどやま」付近では、柿の葉寿司や柿パンなどを味わった。
橋本市の昼過ぎの気温は10度前後で、午後2時すぎには糸雨から小雨に変わり、参加者らは水分補給やトイレ休憩などで立ち寄った「くにぎ広場」から、眼下の市街地を遠望して、大きく深呼吸。
その下の真新しい「紀の川自転車道」では、水流よりもはるかに早く走り、南馬場の紀の川堤防上の桜とボンボリが目に止まると「わあきれい、もう咲いてる♪」と感嘆の声を上げる。
道の駅「柿の里くどやま」東側の芝生広場では、九度山町のイメージキャラクター「ゆきむらさま」が応援登場。藤森弘之(ふじもり・ひろゆき)伊都振興局長らは、参加者一人一人に声を掛け、「頑張ってくださいね」と激励していた。
産直市場「くにぎ広場」運営組合の岡本進(おかもと・すすむ)組合長は「きょうは実に元気活発な若者たちに、私たちの美しい山河をご覧いただき、畑ごんぼ、柿の味などを味わってもらえました。とてもうれしかった」と大喜びだった。
写真(上)は産直市場「くにぎ広場」前でエネルギー補給したあと再出発するサイクリングフェスタ参加者たち。写真(中)はサイクリングを楽しく盛り上げる南馬場緑地公園・紀の川堤防の桜とボンボリ。写真(下)は新設された紀の川自転車道を颯爽と走る参加者たち。