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「暴力団追放」宣言を採択!橋本大会・県警音楽隊演奏

暴力のない明るく住みよい街づくりを目指す第3回「暴力追放橋本市民大会」(同実行委員会主催)が、和歌山県橋本市高野口町の同市産業文化会館(アザレア)大ホールで開かれ、参加者約700人が「暴力団のない街づくり」を誓った。
先ず、県警音楽隊が颯爽(さっそう)と登場して、北島三郎さんの「北の漁場」などヒット曲を演奏すると、舞台の袖の県警シンボルマスコット「きしゅう君」と橋本市マスコットキャラクター「はしぼう」が、参加者とともに手拍子をとり、暴力排除の心のを結んだ。
開会式で中上良隆(なかうえ・よしたか)実行委員長が主催者挨拶、平木哲朗(ひらき・てつろう)市長、岩田弘彦(いわた・ひろひこ)県議が来賓祝辞。それぞれ「橋本市内には暴力団員はいるが、暴力団事務所はない。警察、行政、市民の協力で明るい街にしよう」と力説した。
和歌山県警の丸木健嗣(まるき・けんじ)刑事部長も「県内には現在、暴力団は8組織約150人がいるが、平成19年(2007)の4分の1に激減している」ことを紹介。中本正人(なかもと・まさと)市議会議長が「大会宣言では「暴力団を恐れない」「暴力団に金を出さない」「暴力団を利用しない」「暴力団と交際しない」という『暴力団追放3ない運動プラス1』の大会宣言を読み上げ、参加者全員の拍手で採択した。
この後、有名タレントの妻・西川ヘレンさんが「大家族 支え愛 見守り愛 励まし愛」を演題に講演。夫の弟子を含め最高15人の大所帯生活を送ったこと、夫の父母と自分の母との愉快な大阪・箕面の桜見物や辛い介護生活、そして夫が「ヘレン、生まれてくれて有難う」と言ったことなどを、喜劇タレント風に語ると、客席から思わず爆笑が起きたり、「グッ」と胸を詰まらせる空気が流れたり。参加者に改めて家族の絆(きずな)、家庭生活の大切さを感じさせていた。
また、高野口町出身・在住のシンガーソングライター・ウインズ平阪さん、加納洋志(かのう・ひろし)さん、平阪靖啓(ひらさか・やすひろ)さんの特別ライブを開催。
紀の国わかやま国体和歌山大会のイメージソング「明日へと」など約10曲を披露。加納さんは「また逢えるその日まで」、平阪靖啓さんは「笑い話」を歌い、最後にウインズ平阪さんは「市民協力で暴力団のない橋本のまちを守りましょう」と訴えて締めくくった。
同実行委の畑野富雄(はたの・とみお)副会長は「暴力に関する相談は、迷わず、恐れず、お気軽に公益財団法人・和歌山県暴力追放県民センターへ」と呼びかけている。
同センター(一般相談電話=073・422・8930=ヤクザゼロ、暴力団離脱相談電話=73・423・8918=ヤクザイヤ)。
写真(上)は暴力団追放橋本市民大会で演奏する和歌山県警音楽隊。写真(中)は講演する西川ヘレンさん。写真(下)は特別ライブに出演したウインズ平阪さん=中央=と平阪靖啓さん=左=と加納洋志さん。


更新日:2017年1月31日 火曜日 00:02

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