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子孫繁栄♪赤目の里芋収穫~自然農法家・中山さん
和歌山県橋本市恋野の自然農法家・中山隆士(なかやま・たかし)さん(60)は、自宅近くの芋畑で、逸品「赤目の里芋(さといも)」を収穫した。近く橋本市内の産直市場に出荷予定で「今年は適度の粘りと、味に深みがあります」と言っている。
中山さんは、鶴首南瓜(つるくびなんきん)や大蒜(にんにく)など、いろんな野菜を栽培。「赤目の里芋」は今春、土に穴を掘って、60個の種芋を逆さして植え、有機肥料で育ててきた。
今年はとくに出来が良く、茎の高さは1・5メートルもあり、葉もやや大きい。トンガを使って掘り起こすと、親芋は直径10センチ、子芋は同3センチ前後と逞しく、1株当たり親芋1個、子芋10個前後を収穫した。
中山さんは、これを風通しのいい納屋で陰干しして、土を払って綺麗にしたうえ、自分の名前入りで、橋本市内の産直市場に卸すという。
卸値は親芋1個、または子芋一山(約500グラム)で、150~160円を予定。大阪の店頭では親芋1個400円もするという。
里芋は親芋から小芋、孫芋へと、次々、芋が生まれることから、「子孫繁栄の象徴」とされ、日本では縁起物の一つとして、正月料理などに幅広く使われている。
中山さんは家族と力を合わせて収穫しながら、「ぜひ、里芋をいただいて、来年もいい年でありますように…」と話していた。
写真(上)は里芋を掘り起こす中山さん。写真(中)は見事に育った「赤目の里芋」の親芋と子芋。写真(下)は畝の上には掘り起こされた沢山の里芋が並ぶ。
更新日:2016年12月13日 火曜日 00:00