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11月11日は介護の日♪幟旗「いい月いい日」啓発
厚生労働省が「介護の日」と決めた「11月11日」を控えて、和歌山県橋本市の橋本市介護保険施設連絡協議会は、「11月11日は介護の日」と染め抜いた幟旗(のぼりばた)20本を作り、福祉施設に立てて、「高齢者や障害者らの介護にみんな貢献しよう」と啓発している。
この幟旗は、縦約1・8メートル。幅60センチで、ホワイトのポールはプラスチックベースに立て、伸び縮みすることができる。幟旗はオレンジ地で、そこに黒字に白い縁取りで、「11月11日は介護の日」と表わし、下部には男女・高齢者の笑顔のイラストを配した。
これを社会福祉法人の特別養護老人ホーム「ひかり苑」「天佳苑」「国城苑」「さくら苑」、医療法人「博寿苑」「グリーンガーデン橋本」「メディケア橋本」などに配布。それぞれ施設玄関などに立てて、高齢化社会の中で高齢者にやさしい介護の大切さを訴えた。
橋本市隅田町の社会福祉法人・光誠会「ひかり苑」のデイサービス管理者・井上直紀(いのうえ・なおき)さんは、女性介護職員とともに、綺麗に出来上がった幟旗を披露。その前では、約25人の高齢者が「レクリエーション・ボーリング」に挑戦。20本のピンに向って、ゴムボールを転がし、必死だが楽しく、心と体を柔らかくほぐしていた。
厚労省が「11月11日を介護の日」と決めたのは平成20年()7月。橋本市内の高校生に介護教育を実践している同連絡協議会の堀畑佳久(ほりはた・よしひさ)会長は、「すごい数のいわゆる団塊(だんかい)の世代は、今、60歳代の後半であり、今後、介護の仕事はますます重要になります。11月11日は〝いい月いい日〟という意味。行政の協力も得ながら、高齢者の幸せな環境づくりに邁進したい」と誓っていた。
写真(上)は「11月11日は介護の日」の幟旗を披露する「ひかり苑」デイサービス管理者・井上さんと女性介護士。写真(中)は幟旗に染め抜いた高齢者の笑顔。写真(下)は見事な幟旗の手前で「レクリエーション・ボーリング」を楽しむデイサービスの利用者たち。