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中将姫の里で「ぷれざん まるしぇ」♪陶展や紙芝居
奈良時代のヒロイン・中将姫ゆかりの和歌山県橋本市恋野の古民家で、11月5(土)6(日)両日の午前11時~午後5時、初めての「ぷれざん まるしぇ(楽しい市場)」が開かれる。6日には紙芝居やロック音楽も披露され、郷土の陶芸家・北森義人(きたもり・よしと)さんは「秋のひととき、ゆったり楽しんでください」と呼びかけている。入場無料。
中将姫旧跡保存委員会によると、中将姫は容姿端麗で、英知に富み、恋野の里で2年3か月過ごした。今回の会場は、その舞台に建つカフェ・ギャラリー「藪椿(やぶつばき)」=休業中=西隣の別宅で、しっとり落ちついた和風建物。
5日と6日は、北森さん作の壺や湯のみ、木製花台など、手芸家・Sunny Shuttle(サニーシャトル)さんの「編む・縫う・織るの暮らしの中で」の作品を出展。
ビーズアクセサリーM.iuM.iu(みうみう)さんが軽くてつけはずしがしやすく、いろんな洋服に合わせやすいアクセサリーを用意。カントリーガーデンPath(パース)さんは、初冬の庭を彩る可愛い苗たちを取りそろえる。
菓子工房エヌ・プリユス+nさんは、できたてのおいしい安心なお菓子、にほんちゃギャラリーおかむらさんは、こだわりの葉茶や茶菓などを販売する。
M.iuM.iu(みうみう)さんは、5日に限り午後1時~と同3時~の2回「コットンパールのネックレス作り ワークショップ」を開き、各回とも定員5人。シンプルタイプは1200円、ゴージャスタイプは2800円。
また、6日に限り、恋野出身の街頭紙芝居師・鶴谷光子(つるたに・みつこ)さんが、午前11時~、午後2時~、同4時~の3回、紙芝居「おたのしみクイズ」「チョンちゃん」「桜姫」を口演(こうえん)。
ロックンロールバンド「ザ☆太郎さんズ」のメンバー3人がアコースティックバージョンでオリジナル曲を披露することになっている。
北森さんは大阪芸術大学を卒業後、東大寺長老・清水公照(しみず・こうしょう)師に師事。大鉢、絵皿、泥仏を共同製作するなど、修業を積んだ。今は、関西一円のデパート、ギャラリーで個展を開くなど、「人間味あふれた、温かみのある作品」として人気を集めている。
鶴谷さんは大阪府高槻市に在住。名高い「塩崎おとぎ紙芝居博物館」認定の街頭紙芝居師で、地元の公園を拠点に学童保育、高齢者福祉、障害者授産各施設などで活動している。
問い合わせは北森義人さん(電話=090・5462・7398)へ。
写真(上)北森さんの作陶展風景。写真(中)は街頭紙芝居を口演中の鶴谷光子さん。写真(下)は「ぷれざん まるしぇ」が開催される恋野の里の古民家。