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幻の高野細川紙に御朱印を♪紀北10社寺巡り楽しく

弘法大師・空海が中国から製法を伝えたとされる幻の和紙「高野細川紙」に、紀北地方の御朱印(ごしゅいん)を集めてもらう、初めてのイベント「和歌山紀北10社寺御朱印巡り」が行われている。10社寺の御朱印と所定の鉄道駅の押印スタンプを集めて応募すれば、先着200人に高野杉で作ったオリジナル「御朱印帳」がプレゼントされる。応募期間は来年3月31日まで。
和歌山紀北キャンペーン社寺連絡会と、JR西日本、南海電鉄が連携し、紀北の歴史・文化を知ってもらおうと企画・実施した。
参加10社寺は、高野山真言宗総本山・金剛峯寺(高野町)、丹生都比売神社(かつらぎ町)、丹生官省符神社(九度山町)、女人高野別格本山・慈尊院(同)、隅田八幡神社(橋本市)、日前神宮・國懸神社(和歌山市)、竈山神社(同)、伊太祁曽神社(同)、紀州東照宮(同)、紀三井寺(同)で、いずれも参拝・観光客に人気の社寺。
御朱印をもらう用紙=高野細川紙=は縦約15センチ、横約10センチの大きさで、同社寺連絡会が「高野細川紙」の製法を復活伝承している高野町の「和紙の会」=飯野尚子(いいの・なおこ)主宰=に制作依頼。計3000枚を用意して各社寺に置いた。さすがに手漉き和紙は、味わい深く、そこに御朱印をいただくと、格別輝いて見える。
社寺巡り希望者は、JR・南海電鉄の各駅にあるチラシを各社寺に提示して、志納料(300円~)を納めると、「高野細川紙」の用紙に御朱印がもらえる。10社寺でもらう御朱印と応募券、社寺巡りで利用したJR・南海橋本駅、JR和歌山駅のスタンプをまとめて応募すると、先着200人に見事な高野杉製の御朱印帳が贈られる。
同社寺連絡会代表幹事で丹生都比売神社の丹生晃市(こういち)宮司は「神仏が宿る御朱印を集め、各社寺の歴史・文化を感じてほしい。御朱印帳の表紙は木目や香りのいい高野杉を使っているので素敵です」と話している。
問い合わせは同社寺連絡会事務局(丹生都比売神社内=電話0736・26・0102)。
写真(上)は高野細川紙の御朱印と高野杉製の御朱印帳。写真(中)は御朱印帳などを披露する丹生宮司。写真(下)は今回キャンペーン参加の紀北10社寺。


更新日:2016年9月30日 金曜日 00:00

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