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合併10周年100人祝う♪かつらぎ町と旧・花園村
和歌山県の「かつらぎ町・花園村合併10周年~はなぞの温泉『花圃(かほ)の里』竣工記念式典が、7月27日、かつらぎ町花園梁瀬の守口花園屋内レクリエーションセンターで開かれた。
主催者側から井本泰造(いもと・たいぞう)かつらぎ町長や赤阪岩男(あかさか・いわお)町議会議長、来賓として仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)和歌山県知事や鶴保庸介(つるほ・ようすけ)参議院議員、姉妹都市の大阪府守口市の西端勝樹(にしばた・かつき)市長、和泉市の辻宏康(つじ・ひろみち)市長ら、総勢約100人が参加。国家、和歌山県民歌、かつらぎ町歌を斉唱した。
井本町長は主催者挨拶で、平成17年(2005)10月に合併後、財政難や人口が減少する中、中学校の統合や幼保一元化、交通網の整備、京奈和自動車道パーキングエリア販売所、おもてなしトイレ推進など、まちの活性化への取り組み概要を話し、「住んでみてここが一番かつらぎ町にしたい」と力強く誓った。
仁坂知事は、合併10周年の記念式典を旧・花園村で開催したことを讃え、京奈和自動車道が今年度中に和歌山に繋がり、地元の府県間トンネルもついに開通するので、「かつらぎ町は地域の中心となり、『花圃の里』もきっと栄えます」と、前途有望の祝辞を述べた。
宿泊・温泉施設「花圃の里」は今年6月に完成し、この日の竣工式と同時にオープン。花園は昔、天野大社の荘園で、後に高野山の寺領となり、栽培した花々を高野山へ届けたことから「花圃の里」と名づけたという。
また、花園には平安時代から伝承されてきた「花園の御田舞(おんだまい)」(国の重要無形民俗文化財)や「佛の舞(ほとけのまい)」(国選択無形民俗文化財)がある。
井本町長は、これら伝統文化を伝承した「花園郷土古典芸能保存会」をはじめ、社会福祉に貢献した「花園婦人会」、ボランティア活動の「花園ボランティア実行委員会」、消防・水防活動に尽力した西浦秀男(にしうら・ひでお)さん、自治活動の下垣實(しもがき・みのる)さん、中孝(なか・たかし)さんの3団体3個人に感謝状を贈った。
この後、はなぞの温泉「花圃の里」へ全員、小型バスや徒歩で移動。立食形式で乾杯、新築完成オープンを祝った。
写真(上)は「かつらぎ町・花園村合併10周年~はなぞの温泉『花圃(かほ)の里』竣工記念式典で挨拶する井本・かつらぎ町長。写真(中)は来賓挨拶する仁坂・和歌山県知事。写真(下)ははなぞの温泉「花圃の里」の玄関前でテープカットで完成・オープンを祝う井本町長=中央=ら。