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まぁ綺麗♪「七五三の貸衣装」展示~丹生都比売神社
日本の古式豊かな「七五三の貸衣装展示」が和歌山県かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社=丹生晃市(こういち)宮司=で始まり、その華麗さが参拝・観光客の心を魅了している。
同神社によると、七五三は古来から11月15日、子供が3歳、5歳、7歳のめでたい節目を迎えたことを祝って神社に参拝、さらなる成長と幸福を願う儀式。今は多忙な人々に配慮して9~11月に行われている。
同神社社務所の玄関内・正面には、平安時代の女性装束(しょうぞく)「十二単(じゅうにひとえ)」や、同時代の男性貴族の普段着(ふだんぎ)「直衣(のうし)」などが、衣紋掛け(えもんかけ)に飾られて、誰でも表から観覧できるようになっている。
同神社は弘法大師・空海に神領・高野山を貸与した天照大御神(あまてらすおおみのかみ)の妹神・丹生都比売大神を祀る「神仏融合」始まりの古社。
今は、豊臣秀吉の側室・淀君(よどぎみ=茶々)が寄進したと伝わる輪橋(りんきょう)が架かる鏡池で、水連(すいれん)の花が満開。これを見てきた参拝・観光客らが、今度は境内を歩きながら、色鮮やかな「七五三の貸衣装展示」に接して感激し、高齢者はそのあでやかさに昔を懐かしんだり、若夫婦は「かならず子供を連れてきたい」などと呟いたりしている。
同神社の「七五三まいり」と「七五三パック」実施期間は9月~11月。「七五三まいり」の祈祷は午前9時~午後3時で、1時間単位(予約優先)で受け付けている。「七五三パック」は「標準」の場合、3歳・5歳の男児は1万3000円、3歳女児は1万5000円、7歳女児は1万8000円、「直衣」は5歳・7歳男児で2万5000円、「十二単」7歳女児は3万5000円としている。
同神社では「七五三の貸衣装展は、11月15日まで自由にご覧いただけます。七五三パックをご希望の方は、祈祷日の14日前までに、ご予約をお願いします」と呼びかけている。
予約期間は8月~11月。問い合わせはかつらぎ町上天野230の丹生都比売神社(電話=0736・26・0102、FAX=0736・26・0107)へ。
写真(上、中)は丹生都比売神社の「七五三貸衣装展示」の直衣や十二単などの品々。写真(下)は世界遺産・丹生都比売神社。