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高野山・根本大塔が初登場♪レゴブロック世界遺産展

世界遺産(プラスチック製ブロック玩具)を紹介する、『PIECE OF PEACE 「レゴブロック」で作った世界遺産展』が、〝弘法大師の日〟の7月21日、和歌山県高野町の高野山ギャラリーで始まった。新作の高野山・根本大塔など、国内外の世界遺産モデル作品が出展され、人類の大切な世界遺産と、人々の希求する世界平和への思いが溢れていて、大勢の参拝・観光客に感銘を与えそう。
金剛峯寺、高野山PIECE OF PEACE誘致委員会などが主催、日本ユネスコ協会連盟、外務省などの後援で、同展は2003年開始から51回目の開催となる。
今回の新作は真言密教のシンボル「高野山・根本大塔」と、明治~昭和の海底炭鉱で栄えた長崎の「軍艦島(ぐんかんじま)」(端島=はしま)の2作品。とくに開催地にある「高野山・根本大塔」は、香港在住のアンディー・ホンさん(36)が20日がかり8000ピースで組み立てた逸品。アンディーさんは「実行委から届いた写真からイメージして作りました。きょう実際に見た根本大塔は、実に大きくて美しく、圧倒されました」と語った。
展示された国内作品は、白川郷の五箇山の合掌造り集落や兵庫県の姫路城などで、外国の作品はフランスのエッフェル塔、イタリアのピザの斜塔、デンマークのロスキレ大聖堂、アメリカの自由の女神像、韓国の長安門、中国の万里の長城など、世界27か国42作品、使われた総ピースは延べ45万個にのぼる。
この日、添田隆昭(そえだ・りゅうしょう)宗務総長や、平野嘉也(ひらの・よしや)高野町長、梶原毅(かじはら・つよし) 実行委員会事務局・総括プロデューサーらのテープカットで開幕。それぞれ「紀伊山地の霊場と参詣道が世界遺産になったのは、青少年が荒廃した町石道(ちょういしみち)を整備してくれたお陰」「世界遺産・登録後の高野山には、外国人観光客が増加。国内外の人々と協力して世界遺産、世界平和を守ろう」などと訴えた。
この後、高野山こども園の園児約30人が列を成して入場。会場いっぱいに飾られた世界遺産の作品を観覧。「わぁ、きれいな建物」「うまく作られている」などと目を丸くしていた。
同展は平成28年(2016)8月28日(日)まで。開館時間は午前9時~午後5時(最終入館は閉館の30分前)。入場料は大人(中学生以上)300円、小学生100円、小学生未満は無料。入場料とグッズ売り上げの一部は、日本ユネスコ協会連盟が行う世界遺産活動に寄付される。
高野山ギャラリーは旧・中門作業館で、金剛峯寺前の駐車場を隔てた向かい側にある。会場に関する問い合わせは高野山真言宗総本山・金剛峯寺・宗務総長公室(電話=0736・56・2012)かPIECE OF PEACE実行委員会事務局(電話=03・5652・1330)。
写真(上、下)は新作の高野山・根本大塔などを観覧する高野山こども園の子供たち。写真(下)は素敵なプラスチック製ブロック玩具「世界遺産」が並ぶ会場。


更新日:2016年7月22日 金曜日 00:00

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