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梅雨明け〝真田の里〟♪噴水・遊泳・散策も楽しく

戦国武将・真田信繁(幸村)ゆかりの和歌山県九度山町は〝梅雨明け〟の7月18日、高野山真言宗・女人高野別格本山・慈尊院や、真田の道(九度山商店街)などは大賑わい。紀の川に注ぐ紀伊丹生川では家族連れの遊泳姿が見られた。
この日の同地方は日差しも強く、最高気温は30度ラインを突破する真夏日。高野山に通じる町石道(ちょういしみち)入口の世界遺産「慈尊院」では、境内の泉水が水を噴き上げ、その陰に国宝・阿弥陀仏坐像を祀る本堂の水煙(すいえん)が日輪に輝き、日傘を差した大勢の参拝客が絶えない。
この日は「海の日」だが、同地方に海はないため、紀の川に注ぐ紀伊丹生川の河口付近は、家族連れや若いグループの遊泳客でいっぱい。両親らが見守る中、子供たちは岩場から次々ダイビング。下で泳ぐ浮き輪の子供たちは、大きな水しぶきに歓声を上げていた。
道の駅「柿の里くどやま」は、駐車場が相変わらず「満車」の看板。南海高野線・九度山駅~紀の川・九度山橋間の「真田のみち」(九度山商店街)は、商店や民家の軒先の〝真田の赤備え〟の真っ赤な提灯(ちょうちん)や旗、真田つるし飾りが風になびく。
この真田情緒が漂う中、観光客らは九度山・真田ミュージアムを観覧したり、みやげ物を買ったり、普段にない〝ゆったり時間〟を満喫。
九度山・真田ミュージアムの中野正蔵(なかの・しょうぞう)副館長は「皆さん、昌幸・幸村父子の厳しい幽閉生活や、情報収集のためにした真田紐(さなだひも)作り、現代まで見事に家名を残した真田家の力に感銘しています」と話している。
写真(上)は梅雨明けの空に輝く慈尊院・本堂の水煙と涼しげな境内の噴水。写真(中)は保護者に見守られながら紀伊丹生川で遊泳する子供たち。写真(下)は真田つるし飾りが涼風に揺れる真田のみち。


更新日:2016年7月19日 火曜日 00:00

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