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大坂の陣・真田軍に軍配!ガチ甲冑合戦120人参戦

戦国武将・真田幸村(信繁)ら、大坂の陣の戦いぶりを彷彿(ほうふつ)とさせる、日本・フランス合同の「国際合戦フェスティバル イン 橋本 国際ガチ甲冑(かっちゅう)合戦~真田丸攻防戦」が、6月5日、和歌山県橋本市東家の旧・橋本小学校グラウンドで開かれた。大河ドラマ「真田丸」放映で、幸村ゆかりの隣接・九度山町が盛り上がる中、武道家や一般参加者が真田軍、徳川軍に分かれて戦闘を繰り広げ、真田軍に軍配が上がり、会場から大拍手が沸き上がっていた。
橋本市観光協会とNPO国際武術文化連盟が主催。主催者側は合戦シナリオの中で、「真田幸村は関ヶ原の戦いで敗退、橋本に隣接する九度山に閉居、やがて大坂の陣に出陣する。一方、織田秀信(信長の孫)も関ヶ原の戦いに参戦、橋本に住み、若くして逝去。幸村は出陣の際、橋本の紀見峠から秀信の墓に向って手を合わせ、武運を祈った…」と紹介。昨年は橋本市の紀の川河川敷で開いて好評を博し、今回は2回目の開催。
午前は陣中茶会や、抜刀隊による「甲冑ちゃんばら戦」があり、午後は郷土出身のシンガーソングライター・浦部陽介さんがギター抱えて登場。幸村をテーマにしたオリジナルソング「紅のヒーロー」などを歌ってオープニング。平木哲朗(ひらき・てつろう)市長らの挨拶の後、日本甲冑合戦之会の横山雅治(よこやま・まさはる)代表が「このガチ合戦は先ず真田、徳川両軍で実践的に戦い、最後まで残った数人が、相手を倒し、短刀でとどめを刺す形で決着をつけます」と解説した。
グラウンドでは「心照館空手」の子供たちが、一人一人疾走して、飛び蹴りで板を割る、瞬発的な技を実践。総合実戦護身術では「攻朗法」(刃物などで攻撃してき敵のかわし方)を披露。武田流柔術マロト派(フランス)や少林寺拳法橋本西の門弟たちも、素早い演武を繰り広げた。
メインイベント「真田丸攻防戦・国際ガチ甲冑合戦」は武術家ら約120人が参加。真田軍は〝真田の赤備え〟の甲冑(かっちゆう)、徳川軍は真っ黒な鎧兜(よろいかぶと)姿で対峙。双方、鉄砲を放って開戦した。
両軍軍勢は、ワァーっと叫びながら近づき、槍(やり)で相手の槍を叩き、相手を突きぬく格好をする。最後に生き残った数人が、一対一で対決。相手を投げつけ、馬乗りになり、短刀で仕留めて決着をつける。その結果、真田軍が2対1で勝鬨(かちどき)の声を上げると、大勢の観戦者から大拍手が起きていた。
写真(上)は死闘?を繰り広げる真田、徳川両軍の国際ガチ甲冑合戦。写真(中)は出陣を告げる真田軍の鉄砲隊。写真(下)は最後に勝ち残った真田、徳川軍の決死の戦い風景。


更新日:2016年6月6日 月曜日 00:00

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