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豪華な武者人形飾る♪幸村の里の「おやつの時間」
第8回「町家(まちや)の人形めぐり」が開かれている戦国武将・真田幸村(信繁)ゆかりの和歌山県九度山町九度山の元・旅館、今・ランチ&スイーツ店で、豪華な武者人形4点が展示され、幸村ファンら観光客を感激させている。経営者の中川美友己(なかがわ・みゆき)さんは「お茶、お食事の前後、ゆっくりご覧ください」と言っている。
その店の名は「おやつの時間 cafe style」(九度山555の12)で、展示場所は大正建築の老舗旅館を改装した2階和室の床の間や障子際。例えば、障子際のひな壇では、色白の武将が〝真田の赤備え〟の甲冑姿を装着、床の間では金色の鎧兜(よろいかぶと)、籠手(こて)、具足(ぐそく)が飾られ、雄々しい雰囲気でいっぱい。
昨年の「町家の人形めぐり」で展示された武者人形、雛人形などは、九度山の商店街の一角で起きた、不慮の商店・民家火災によりほとんど焼失した。
すると中川さんが以前、ケーキ店を営んでいた大阪府富田林市にある一般社団法人「富田林じないまち文化トラスト」の知人メンバーが、「人形がなくて困っているのでは」と心配。その厚意により、今回、同文化トラストが所蔵していた3点を譲り受け、これまで自宅に保存していた1点とともに展示した。
今回も「町家の人形めぐり」は、南海高野線・九度山駅~紀の川・九度山橋の「真田のみち」(商店街)周辺で開催。50数軒で武者人形、雛人形などが飾られている。
特設展示場では地元住民手作りの「戦国ジオラマ・冬の陣 大坂城と真田丸」を展示。「射的遊び場」では、5発300円で的中者に幸村イラスト缶を贈呈。オリジナルな「真田つるし飾り」(1本800円)、「厄除けもち花」(2本組み500円)などもある。
中川さんは「当店でも人形めぐり期間中、武者人形を展示していますので、どうぞ楽しいひとときを過ごしてください」と言っている。
営業時間は午前11時~午後4時。水曜定休日。場所は「真田のみち」脇で、九度山駅前交差点から北へ進み、1つ目4差路を過ぎてすぐ右側。駐車場あり。問い合わせは「おやつの時間 cafe style」中川みゆきさん(090・8446・8208)へ。
写真(上)は武者人形が飾られた「おやつの時間」2階和室。写真(中)は色白の若々しい武者人形。写真(下)は老舗旅館を改装開店した「おやつの時間」。