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近づけば風鈴♪?ドウダンツツジ・杉村公園で満開
日本の四季を感じさせる和歌山県橋本市御幸辻の杉村公園で、4月20日現在、風鈴のような形をしたドウダンツツジ(灯台躑躅)の花が満開になり、朝夕、散策する多くの市民を喜ばせている。
同公園は実業家・杉村林之助(すぎむら・りんのすけ)さん(故人)が、昭和45年(1970)に同市に寄贈。ドウダンツツジ10数本が、杉村さんの胸像=同市教育相談センター東側=付近と、そこから〝頂上公園〟へのぼる坂道の入口周辺に植栽されている。
ドウダンツツジは落葉低木。分枝の形が、昔の「結び灯台」の脚部に似ているので、灯台躑躅(どうだんつつじ)と名付けられたという。
花は枝々にぶら下がっていて、長さも直径も1センチに満たない細かさ。遠目には純白の無数の金平糖(こんぺいとう)をばらまいたようだが、目鼻先に近づくと、白い風鈴が枝々に吊るされた光景。
同公園は約12・5ヘクタールと広大で、八王子池、丸尾池、とんぼ池、吊り橋のある市民の楽園。今、ドウダンツツジは、朝夕散歩する市民やアマチュアカメラマンの心を魅了している。
フォトライター・北森久雄(きたもり・ひさお)さんは〝拡大レンズ〟で観察した後、「やっぱり綺麗な花です。風鈴のような形なので、風が吹く度に、涼やかな音が聴こえそうです」と目を細めていた。
写真(上)はドウダンツツジを撮影する女性カメラマン。写真(中)はクローズアップするとドウダンツツジの美しさに心打たれる。写真(下)は飛行機雲にも似合うドウダンツツジ。
更新日:2016年4月21日 木曜日 00:00