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初の「軽トラ朝市」開催♪橋本駅前パフォーマンス

昔の賑わいを取り戻そうと毎月1回、和歌山県橋本市のJR・南海橋本駅前で開かれている「駅前にぎわいパフォーマンス」に4月16日、初めて「軽トラ朝市」が加わり、低価の新鮮野菜や果物が、大勢の人々を喜ばせた。この日は、同パフォーマンス開始から2年目に入り、平木哲朗(ひらき・てつろう)市長は「当初の希望通り、軽トラ朝市も実現できました。駅前で農産物が売れれば、若者の就農、まちの活性化につながります」と張り切っていた。
このイベントは橋本市と橋本市観光協会が共催。午前10時、同駅前には同市内の「出塔柏原(でとうかせばら)営農研究会」の学校給食納入部会と「根っこ農園」(無農薬栽培)の軽トラ3台が出店。荷台には瑞々しい野菜や果物がいっぱい。
例えば野菜は、ハウス栽培の新タマネギ(650グラム)100円、千両ナス(3本)200円、サトイモ(500グラム)200円など約20品、果物はハッサク100円、ネーブル、清美オレンジ各150円の3品を出品。無農薬野菜は、レタス(1束)100円、切干ダイコン(30グラム)200円と、トマトの苗が並ぶ。
すでに初夏の日差しの中、日傘や日除け帽子姿の女性たち、家族連れらが、軽トラを取り囲み、「それも」「これも」「あれも」と、にこやかに注文。「根っこ農園」の辻本悠二(つじもと・ゆうじ)さんは「おいしくて安全安心の野菜を食べてほしいので参加しました」と話した。
近くの時計台付近では、大道芸人・SOLAさんが派手なハットにロイドメガネを掛けて登場。風船をハート形にして子どもたちにプレゼントする「バルーンアート」や、重ねた椅子を顎(あご)で支えて手を放す曲芸を演じると、子どもたちは目をぱちくりさせて大拍手。県立橋本高校ダンス同好会の5人も、躍動感いっぱいにヒップホップダンスを披露。周辺のテントでは、かき氷や高野やきもちなども販売され、家族連れらが舌鼓を打っていた。
この「駅前にぎわいパフォーマンス」は、昨年4月25日に始まり、毎月約1回のペースで開催。これまで郷土出身のシンガーソングライター・浦部陽介(うらべ・ようすけ)さんのトーク&ライブや、素人集団・ちんどん笑会のチンドン屋さんの練り歩きなど、趣向を凝らしてきた。
次回の同パフォーマンスは、5月21日(土)午前10時から開催し、軽トラ市は今後、毎回開催(雨天中止)する予定。将来の軽トラ台数は今の3倍、約10台を目標にしている。
橋本市観光協会の畑野富雄(はたの・とみお)会長は「楽しいイベントなので、橋本市民はもちろん、河内長野市や五條市など近隣市町からも、遊びにきてほしいです」とアピールしていた。
写真(上)は新鮮野菜が並んだ軽トラ朝市。写真(中)はバルーンアートを披露するSOLAさん。写真(下)は椅子を顎で支えるSOLAさんの曲芸。


更新日:2016年4月17日 日曜日 00:00

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