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〝藤むすめ〟2人決定♪子安地蔵寺~撮影会もあるよ
藤の寺として名高い和歌山県橋本市菖蒲谷94の高野山真言宗・子安地蔵寺=島田弘恭(しまだ・こうきょう)住職=の今年の「藤むすめ」に、同市在住の関西学院大学4年生・池上奈津代(いけがみ・なつよ)さん(22)と、和歌山大学1年生・梶田太陽(かじた・たいよう)さん(18)の2人が決まり、4月15日、報道陣にお披露目された。
同寺は〝関西花の寺25か所〟の1つで、元・紀州徳川家・安産祈願所。境内には花房が長く垂れる樹齢120年以上の「九尺藤(くしゃしくふじ)」や、色鮮やかな赤長藤(あかながふじ)、口紅藤(くちべにふじ)など、8種類約20本の藤が咲く。
この日、池上さんと梶田さんの2人は、昨年の「藤むすめ」の1人である同市在住の四天王寺大学4年生・野下怜花(のした・れいか)さん(21)とバトンタッチ。野下さんから「藤むすめ」と染め抜いたタスキを掛けてもらい、わずかに咲き始めた藤の花をバックに、報道陣のカメラに向かって、笑顔を輝かせていた。
藤むすめは、藤の花のシーズン中、境内で参拝客の案内役を務め、4月25日(月)と同29日(金・祝)の両日、午前10時からと午後3時からの2回、同寺の「藤むすめ・撮影会」に出演。雨天の場合は中止となる。
池上さんは「沢山の人々に藤の花を楽しんでいただきたい。橋本には柿やひねどりなど、おいしいものもあるので、遊びに来てください」と話し、梶田さんは「橋本高校時代の放送部の友達が、この藤の寺を取材したことがあり、私も藤むすめとして笑顔でがんばり、リピーターを増やしたい」と張り切っていた。
また、5月1日(日)には、同寺本堂で「華音の宴(かおんのえん)」演奏会があり、ソプラノ歌手・尾上利香(おのうえ・りか)さんが、中西文子(なかにし・ふみこ)さんのフルートや、橋本(はしもと)ユミさんのトーンチャイムの調べにのせて歌う。午後1時40分から御堂内で奉納演奏し、同2時頃から本堂縁側に出て歌う。小雨決行の予定。
同寺によると、今は藤の花がつぼみ始めたところ。天候次第だが、4月下旬からゴールデンウイークにかけて、見頃となりそう。
島田住職は「当寺境内の庭園では、藤だけでなく、その後もヒラトツツジ、アジサイ、キョウチクトウ、サザンカ…と四季を通じて花が咲きます。しっかり生きている花々もご覧ください」と話した。
「藤の花の開花情報」(電話0736・34・2487)は連日流している。
駐車場は約120台の収容スペースがあり、料金は300円。交通の便は、電車の場合=南海高野線・御幸辻駅で下車し、徒歩約30分。同・林間田園都市駅か橋本駅で下車、タクシーで約15分。JR和歌山線・橋本駅で下車、タクシーで約15分。
拝観料は300円(中学生以上)。問い合わせは同寺(0736・32・1774)へ。
写真(上)は昨年の藤むすめ・野下さん=左=からバトンタッチする池上さん=中央=と梶田さん=右=。写真(中)は桜の向こうの白藤わきに並ぶ池上さん=左=と梶田さん。写真(下)は橋本市のマスコットキャラクター「はしぼう」と一緒に笑顔を見せる左から野下さん、池上さん、梶田さん。