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あぁ新校歌を合唱♪統合・橋本中央中の対面・始業式

和歌山県橋本市の市立西部、学文路、橋本中学校の3校が統合した、同市市脇の「橋本中央中学校」=岡本孝範(おかもと・たかのり)校長=の対面式&始業式が4月8日、同校体育館で新2、3年生計202人が参集して開かれた。岡本校長は「気づきがあれば、最後に運命がかわる」という哲学者・ルソーの言葉を引用して激励。生徒たちは橋本中央中学校の校歌「希望に向って走れ」(ウインズ平阪さん作詞・作曲)を合唱し、「勉強やクラブ活動がんばろう」と、心に誓い合った。
最初の対面式で、3年生の橿山勇輝(かしやま・ゆうき)さんが旧・西部中、庵上嘉透(あんじょう・ひろゆき)さんが旧・学文路中、垣内朱音(かきうち・あかね)さんが旧・橋本中を、それぞれ代表して登壇。
3人は「私たちは、どのクラスに行っても、仲良くできます」「勉強や部活、がんばる」「力を合わせて、いい学校づくりを」と挨拶。生徒会の森本穂津樹(もりもと・ほづき)会長ら役員6人も「統合で不安もあるが、楽しい行事を行い、みんな仲良くしたい」と、希望を述べた。
始業式では、岡本校長が「中学校は体も心も鍛え、夢や希望を育むところ」と前置き。ルソーの言葉「気づきがあれば、考えが変わる。考えが変われば、行動が変わる。行動が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば、運命が変わる」と紹介。「いつも〝気づき〟を考え、行動してください」と諭(さと)した。同校教職員33人が、全員1列横隊に並び、氏名、担当科目・クラブなどを説明すると、生徒たちから拍手が起きていた。
また、体育館の壁面には、ウインズ平阪さんによる新校歌の額「希望に向って走れ」=書家・後藤加寿恵(ごとう・かずえ)さん筆=が掲示され、この日、中学統合後、初めて生徒全員で新校歌を合唱練習。
音楽担当の廣田智子(ひろた・ともこ)教諭のピアノ伴奏・指導で、生徒たちは配られた歌詞を手に手に、「国城山仰ぎ見て 紀の川が流れいく 笑顔咲くふる里を 輝く未来へと どんなに楽しいことも どんなに嬉しいことも 友と分かち合う 橋本中央中学校」と、慣れない音程で歌っていた。
この新校歌は、西部、学文路、橋本の旧3中学校の生徒たちから、「歌詞に入れる希望の文言」を募集。その声をウインズ平阪さんに届け、平阪さんは、例えば旧・橋本中の校歌にある「紀の川」など旧3校の文言を採用、希望に向って走ることの大切さを歌詞にしている。
同校は4月11日に新1年生132人の入学式、5月31日には1、2、3年生や来賓とともに開校式があり、全員で新校歌を合唱。開校式にはウインズ平阪さんが出席する予定。
岡本校長は「生徒たちは、この学校にどんな先生や、友達がいるのかと、夢や希望に胸をふくらませています。勉強に、部活に、さあこれからです」と、生徒たちを厳しく、そして、やさしく眺めていた。
写真(上)は橋本中央中学校の始業式で新校歌を歌う生徒たち=ピアノ伴奏・指導は廣田教諭。写真(中)は橋本中央中学校の始業式で自己紹介する教職員の方々。写真(下)は新校歌を歌う生徒たち=体育館・正面の壁にはウインズ平阪さん作詞作曲、後藤加寿恵さん書の新校歌の額が掲げられている。


更新日:2016年4月9日 土曜日 00:08

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