ニュース & 話題

花見の宴に「竹筒の杯」好評♪下坂さん手作り提供

絶好の〝花曇り〟に恵まれた4月3日の日曜日、和歌山県橋本市古佐田のJR・南海橋本駅近くの丸山公園で、居酒屋の常連客による「花見の宴」が開かれた。その席には同市慶賀野の区長代理・下坂博信(しもさか・ひろのぶ)さん(64)手作りの「竹筒の杯」が提供され、参加者は日本情緒いっぱいの酒と桜を楽しんでいた。
下坂さんが提供した「竹筒の杯」は、2本の青竹を節目ごとに裁断、コップ状に工作した高さ約15~20センチ、直径約5~8センチの大きさの竹の器。
この日正午過ぎ、同公園の中央付近にブルーシートを敷き、同駅近くの居酒屋「美福(みふく)」の顧客約20人が着座。そこに同駅前の老舗「三角亭」の弁当と、下坂さん提供の「竹筒の杯」が、全席に一つずつ用意された。
会社員・森下和昭(もりした・かずあき)監事の司会で全員、そこにビールを注ぎ、「きょうも仲良くできるのは、美福さんのお陰です」と乾杯。さらに「竹筒の杯」を使って、各地の地酒・銘酒を酌み交わした。
花莚(はなむしろ)では、元・小学校教諭の伴弘己(ばん・ひろみ)さんが、童謡や落語を、プロ顔負けの名演技ぶりで披露。酒朋友(さけともだち)らは「心配された雨が降らないのは、吾輩の日頃の行いのせい」と自慢したり、「せっかく散って入ってくれた桜花は、そのまま飲ませていただいた」などと談笑。春らんまんのひとときを過ごした。
最後に手作り「竹筒の杯」について、「自宅で酒杯に使いたい」とか、「私は花瓶に使わせてもらう」などと感激をもらし、花見の宴の素敵な思い出の逸品となった。
森下監事は「この竹筒の杯、単に伐採しただけでなく、サンドペーパーで磨き上げている」と感謝。下坂さんは「自宅裏の竹林で昨年生まれ、今年これだけ育った竹を使いました。皆さんに喜んでもらえて光栄です」と、笑顔を見せていた。
写真(上)は橋本市の丸山公園で開かれた居酒屋の顧客同士の花見の宴。写真(中)は逸品「竹筒の杯」と制作提供した下坂さん。写真(下)は花見の宴で落語名調子の伴さん。


更新日:2016年4月3日 日曜日 19:20

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事