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気迫!居合演舞を奉納~初詣客見入る~隅田八幡神社
穏やかな日差しに恵まれた平成28年元旦、和歌山県橋本市隅田町垂井の隅田八幡神社=寺本嘉幸(てらもと・よしゆき)宮司=で「居合演舞の奉納」があり、大勢の初詣客に清々(すがすが)しい精神を披露した。
奉納したのは同市の「居合道愛好会」=山本文男(やまもと・ふみお)会長=の無外流(むがいりゅう)5段・曽和睦雄(そわ・むつお)さん、無双直伝英信流(むそうじきでんえいしんりゅう)4段・山本和樹(やまもと・かずき)さん、神道無想流(しんとうむそうりゅう)3段・岡本洸聖(おかもと・こうせい)さん、岡本さんの妻で同2段・佐織(さおり)さんの4人。
寺本宮司の「お祓い」で心身を清めた後、演舞を開始。2人が対峙して、一瞬の攻撃をかわし、相手を倒す「立ち技」「座り技」や、棒を使って相手を制する「棒術」を演じると、境内はしーんと静まり返る。
片手で剣をあやつる「片手早技」が、身のこなしも軽やかに披露され、さらに巻きわらの「試し切り」で、気合もろとも巻きわらが切り落とされると、人垣から大きな拍手が起きていた。
この奉納演武は30数年前から同愛好会が実践。「片手早技」を演じた山本和樹さんは「皆さまの安全を祈りながら、演舞させていただきました。今年も幸せでありますように」と話した。
写真(上)は見事な巻きわら「試し切り」を披露する山本さん。写真(中)は棒術などを演じる岡本さん夫妻。写真(下)はまるで燕返しのように巻きわらを切りはねる曽和さん。
更新日:2016年1月2日 土曜日 00:00