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ぼくは幸村!楓は黄葉♪道の駅「柿の郷くどやま」
戦国武将・真田幸村ゆかりの和歌山県九度山町入郷の道の駅「柿の郷(かきのさと)くどやま」で、今、黄葉した楓(ふう)の大木2本と、真っ赤に染め上げた「幸村の里」の旗が見事に調和して、来年1月10日から始まるNHK大河ドラマ「真田丸」の雰囲気を盛り上げている。
楓(ふう)とはマンサク科フウ属で、楓(かえで)と読むカエデ科カエデ属とは、まったく別の落葉高木。その楓(ふう)の大木は「柿の郷くどやま」の北東部の、滑り台など大型遊具などのある「アミューズメント広場」のわきに立つ。
2本の楓はいずれも高さ約10余メートル、枝張り約5メートルで、そのうち1本は根元付近から4本の幹、もう1本は3本の幹に分枝、無数の黄葉に覆われている。
その木陰には真田幸村と十勇士のキャラクター「顔出しパネル」(11枚)が設けられ、赤地に「幸村の里」や「兵(つわもの)」と染め抜いた幾本もの旗が、初冬の風になびく。
木陰には多くの家族連れの姿が見られ、ある子どもは幸村の顔(イラスト)からにっこりと顔を出し、お母さんがスマホで撮影。ある子どもは拾い集めた落葉を、十勇士の顔の丸穴に投入、お母さんが笑顔で見つめるなど、楽しい時間を過ごしている。
橋本市向副の主婦は「この場所か、高野口の庚申山(こうしんさん)の遊園地で、子どもを遊ばせています。今、ここは黄葉も美しく最高です」とにこにこ。フォトライターの北森久雄(きたもり・ひさお)さんは「幸村の里の楓の木陰で遊べる。都会ではとても味わえない喜びですね」と、盛んにカメラのシャッターを切っていた。
写真(上)は見事に黄葉した楓(ふう)の木陰で遊ぶ家族連れ。写真(中)は初冬の風になびく真っ赤な真田幸村の旗と楓の大木。写真(下)は顔出しパネルから覗く子どもの顔を撮影するお母さん。