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〝畑ごんぼ〟収穫体験も♪橋本初の「恋学文まつり」
名物・畑ごんぼの収穫体験やトーク&レシピ、和菓子の試食などを催す初めての「恋学文(こいかむ)まつり」が、11月28日(土)、和歌山県橋本市西畑の産直市場「くにぎ広場」を主会場に開かれる。主催者の「はしもと河南エリア魅力アップ推進協議会」の岡本進(おかもと・すすむ)組合長は「見晴し満点の国城山(くにぎさん)中腹で、多彩な催しを楽しんでください」と呼びかけている。
「畑ごんぼ」は江戸時代から土壌の粘り強い国城山中腹で栽培。長さは約1メートルだが、太さは直径6センチ前後と普通のゴボウの3、4倍もあり、ちょうどいいくらいに柔らかくてうまい。栽培はしばらく途絶えていたが、数年前に地元住民が古里起こしに復活させ、今は約20アールを栽培して、約1600キロを収穫。すでに「プレミア和歌山審査員・特別賞」を受賞し、「橋本名物」として人気上昇中だ。
今回は、橋本市恋野(こいの)~同市学文路(かむろ)間の住民が協力し、「買いたい」「訪れたい」「交流したい」「住みたい」という〝地域ブランド〟の構築に向けて、ハート&相合傘(あいあいがさ=一緒に仲良くものごとを行うという意味)をイメージした「恋学文」のロゴマークを作成し、「恋学文まつり」を企画した。
当日は午前10時から、「くにぎ広場」で開会式。11時から畑ごんぼの収穫体験。アシュリンさん&浦部陽介(うらべ・ようすけ)さんのライブ。午後0時45分~2時には料理研究家の結城貢(ゆうき・すすむ)さんら2人による「畑ごんぼの健康成分とレシピの案内」。同0時30分~同2時30分はピザ窯でつくるオリジナルな「恋学文ピザ」の販売、柿の粉末を使った新・和菓子のデモ試食、ジュエリーデザイナーによる体験工房などもがる。
また、前日の11月27日(金)には西畑地区で、くにぎ広場・農産物直売交流施設組合や井関農機などが主催し、畑ごんぼを収穫することになっている。
岡本会長は「さすがに畑ごんぼの人気はすごくて、すぐに売り切れてしまいます。来年は栽培面積をうんと増やして、皆様の期待に応えたいと」と話し、「初めての恋学文まつりは、今後の地域活性化のためにも、ぜひ成功させたい」と意気込んでいる。
主会場の産直市場「くにぎ広場」は、京奈和自動車道・橋本ICから南へ直進、国道24号を過ぎて、紀の川の橋本高野橋を渡り、さらに南へ直進した広域農道「紀ノ川フルーツライン」沿いにあり、主催者側は、くにぎ広場周辺の空き地に数10台の駐車場を確保することにしている。
写真(上)は畑ごんぼ収穫を楽しむ人たち=2012年12月撮影。写真(中)は新しく作った「恋学文」のロゴマーク。写真(下)は主会場となる「くにぎ広場」=今春オープン時の風景。