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森の散策やドングリ拾い♪園児ら貴重な自然体験
自然と親しみ、緑の森を体感しようと、和歌山県橋本市隅田町の認定こども園「すみだこども園」の園児29人は、11月11日、同市北馬場の〝ひだまりの郷〟にある郷土の森・学習体験棟〝森のようちえん〟で開かれた「ひだまりの郷 探検隊!」に参加し、晩秋・初冬の楽しいひとときを過ごした。
この日、園児(4歳)らは、引率の先生たちと一緒に学習体験棟に集合。この活動を支える「橋本ひだまり倶楽部」事務局の小杉美恵子(こすぎ・みえこ)さんが指導・案内した。
園児たちは小杉さんらが上演する紙芝居を見た後、木工「森のクマさんペンダント」作りを体験。さらに本番の「森の散策&フィールドビンゴ」に挑んだ。園児たちは「きのこ」「くものす」「とりのこえ」「いいにおい」など9つのマーク入りカード1枚をもらい、「このうち3つ気づいたらビンゴだよ」などと教わり、森の中を元気に行進した。
「わぁ、ドングリいっぱい落ちてる」と、道にかがんで拾い集める、「甘―い匂いがする」と、鼻をぴくぴくさせる。途中、小杉さんがシダの葉を摘んで、「ほら、これ飛行機だよ」と言いながら、谷の方に飛ばすと、園児たちも喜んで、シダの葉を摘み、飛行機に見立てて飛ばして遊んだ。
昼食の時間は、みんな学習体験棟前の芝生広場に座り、持参の弁当を広げて、「ほら、見て見て」と弁当をお互いに披露。さすがに全員、腹ペコだったらしく、早々とたいらげていた。
引率の守安(もりやす)みね子・副園長は「当園として〝森の探検隊〟参加は、昨秋、今春、今秋と3回目ですが、この子たちは初めての参加です」と説明。「きょうは子どもたちが、精いっぱい森の中を歩き、ドングリを沢山拾い、少し冷たい風や、森の甘い匂いを感じました。これら貴重な体験は、将来きっと生きるし、いい思い出になると思います」と喜んでいた。
同園は12日も園児31人が同じ体験をすることになっている。
写真(上)は小杉さんから「シダの葉を飛行機にして飛ばします」と教えてもらう園児たち。写真(中)はドングリ拾いに夢中の園児たち。写真(下)園児が見せてくれた可愛い弁当。