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真田幸村ゆかりの寺、渋柿色づく♪高野山・蓮華定院

和歌山県高野町の世界遺産・高野山にある戦国武将・真田幸村ゆかりの蓮華定院(れんげじょういん)=住職・添田隆昭(そえだ・りゅうしょう)高野山真言宗・宗務総長=で、一本の柿の木の渋柿(しぶがき)が鈴なりになり、高野山に晩秋の彩りを添えている。来年はNHK大河ドラマ「真田丸」が放映されるだけに、同寺院を訪れる参拝・観光客も多く、高野山では珍しい同寺院の渋柿風景を味わっている。
蓮華定院は、真田幸村と父・昌幸が関ヶ原の合戦で敗退した後、閉居を命じられ、しばらく起居した歴史的な舞台である。山門から真田家の家紋「六文銭」入り扉のある築地塀(ついじべい)が続き、内側の寺院の檜皮葺(ひわだぶき)屋根が格段に美しい。
柿の木(高さ約6メートル、枝張り約5メートル)は、その堂々たる寺院の建物と、築地塀の間にしっかり生えていて、葉っぱはまだ黄緑色だが、小粒の渋柿は綺麗に色づき、日々是(ひびこれ)熟柿に向っているところ。
同寺院によると、「この渋柿の木は、半世紀以上も前から、同じような格好」と言い、「この季節、皆さんがご覧になられ、楽しそうに写真撮影されているので、毎年、柿の実はとらずに、そのままにしています」と教えてくれた。
同寺院の大きな宿坊は、高野山開創1200年記念と、そこに〝真田幸村ブーム〟も加わって一層賑わい、この渋柿、大勢の人たちの〝スマホ撮り〟で愛されそう。
蓮華定院の所在地は、和歌山県高野町高野山700。南海高野線・極楽橋駅で高野山ケーブルに乗り換え「高野山駅」下車、バスで「一心口」バス停下車、徒歩1分。15台駐車可能。同院(電話=0736・56・2233)。
写真(上)は高野山の寺院では珍しい写真撮影の被写体になっている蓮華定院の柿の木と、真田の六文銭の家紋が素敵な築地塀の扉。写真(中)は檜皮屋根をバックに色づいた渋柿。写真(下)は蓮華定院の渋柿を見上げる参拝・観光客。


更新日:2015年10月28日 水曜日 00:00

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