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兜盗!32歳男を逮捕~酒に酔い「かっこいい」

和歌山県橋本市古佐田のJR橋本駅=岩田芳和(いわた・よしかず)駅長=に展示していた手製の戦国武将・真田幸村の「赤備えの甲冑(かっちゅう)の兜(かぶと)」が盗まれた事件で、和歌山県警橋本署は10月22日、大阪府河内長野市在住の自称会社員・奥地隆文(おくじ・たかふみ)容疑者(32)を窃盗の疑いで逮捕、兜を証拠品として押収した。
橋本署の調べによると、奥地容疑者は10月4日深夜~5日未明の間、橋本駅改札口表の通路わきに展示中の手作りの幸村の鎧(よろい)・兜(かぶと)・具足(ぐそく)のうち、兜(時価4万円相当)を盗み、自宅の物置部屋に隠し持っていた。
調べに対し、奥地容疑者は、飲酒して南海高野線の最終電車で帰宅途中、河内長野駅で降りるべきところを寝過ごし、仕方なく橋本駅で下車。その時、目に入った幸村の甲冑が「かっこいい」と思い、「触ると軽いので、ほしくなって持ち帰った」と窃盗の事実を認めている。
橋本署は幸村の兜について、「取り調べ中は証拠品として預かる必要がある」としており、橋本駅に戻されるのは、当分の間かかりそう。
この「赤備えの甲冑(かっちゅう)の兜(かぶと)」は、岩田駅長が、来年1月から始まるNHK大河ドラマ「真田丸」放映を機会に、雰囲気を盛り上げようと企画。同県九度山町の「手作り甲冑(かっちゅう)九度山真田隊」=梅下修平(うめした・しゅうへい)隊長=から借り受け展示。
兜が盗難に遭った後、橋本駅には京都府向日市の小学校4年生・池上瑠斗(いけがみ・りゅうと)くん(10)から、手作り「幸村の兜」が寄贈され、今は梅下隊長から借りた鎧の上に、池上くんの兜を飾っている。
岩田駅長は「取り戻せた兜には、もともと飾り付けていた〝六文銭の前立て〟がなくなっていますが、盗難品に違いないと思います」と述べ、「橋本署のお陰で、兜が戻ることになり、感謝しています。ただ、犯人には、出来心でしょうが、できれば自発的に兜を返してほしかった」と話していた。
写真(上)は犯人から押収した手作り「幸村の赤備えの甲冑」の兜=いずれも橋本署で。写真(下)は兜が盗まれた直後の「幸村の赤備えの甲冑」の哀れな鎧上=説明する岩田駅長。

更新日:2015年10月22日 木曜日 12:25

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