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玉川峡から宮山へ道路建設~境内イベント計画も

大阪に近い秘境、和歌山県橋本市宿の玉川峡(紀伊丹生川)にある温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」付近~宮山(標高約400メートル)付近間で、橋梁・道路建設工事が進められている。平木哲郎(ひらき・てつろう)市長は「玉川峡は自然の宝庫であり、やどり温泉や宮山を舞台に、多くの人々が楽しめる観光拠点にしたい」と意欲を示している。
総事業費は約11億円(国、県)と見込まれ、同温泉近くの玉川には、すでに新玉川橋(しんたまかわはし=鋼製、アスファルト舗装で、長さ約50メートル、幅5メートル)が完成。道路はコンクリート・アスファルト舗装で、新玉川橋の南詰から宮山まで、長さ約310メートル、幅2~4メートル、縦断勾配5~20パーセント。このほど完成済みの一部を除いて道路建設に着手、宮山に向けて平成28年(2016)7月の完成を目指している。
開通すれば、車で、橋本市の市街地~高野山に向かう国道371号から、新玉川橋を渡り、宮山付近まで一気に登れることになる。
宮山は高野山周辺でも、有数の高野槙(こうやまき)の群生地で、ここは京都・祇園の八坂神社の末社とされ、最近まで「牛頭(ごうず)さん」「薬師さん」と呼ばれる小さな祠(ほこら)があり、昔から〝病気治癒の神様〟として、地元民の厚い信仰を集めてきた。
宮山では毎年12月、地元主催の「山の神祭り」が営まれ、玉川を愛する会代表の上西進(うえにし・すすむ)さんが神主を務めて祝詞(のりと)を奏上。京阪神から訪れる約30人が家族、友人知人の健康長寿を祈願。地元民が鍋料理などを振る舞っている。
「やどり温泉いやしの湯」は、台風豪雨による道路被害などで、指定管理者が撤退していたが、今年4月には新指定管理者の「SCRUM(すくらむ)きのくに株式会社」=西裕生(にし・ゆうき)社長=がリニューアルオープンした。
西社長は、人気のシンガーソングライター・Choji=チョージ・村田智則(むらた・とものり)さん=によるコンサートを開催するなど、「皆さんと協力して地域の活性化に努めたい」と張り切っている。
上西さんは「道路がつけば、この宮山で、野外コンサートや演芸会、食事会など、いろんな楽しい祭典ができます」と説明。平木市長は「横の連携を深め、協力し合えば、多くの観光客が訪れ、玉川峡は活気づきます」と期待している。
写真(上)は玉川峡の高台にある宮山(八坂神社・末社)。写真(中)は間もなく新玉川橋から宮山付近まで道路が建設される宿地区。写真(下)はリニューアルオープンした玉川峡の「やどり温泉いやしの湯」。

更新日:2015年9月27日 日曜日 00:00

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