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那賀かつらぎ線19日開通♪来年度は府県間道路も

和歌山県かつらぎ町笠田東の京奈和自動車道・かつらぎ西IC(インターチェンジ)の出入り口に直結する「那賀かつらぎ線」(広域農道~町道かつらぎ山手線)が、9月19日(土)午後3時、供用が開始される。京奈和道のかつらぎ西パーキングエリア上り線内には、5月に「道の駅 かつらぎ西」がオープンしていて、町内には世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社や日本一の串柿の里〝四郷(しごう)〟があり、さらに南に世界遺産・高野山真言宗総本山・金剛峯寺がある。この地理的状況から見て、将来、多くの参拝・観光客の往来が、きわめて激しくなりそう。
この「那賀かつらぎ線」は、京奈和道を軸に、その北側を並行して走る広域農道と、南側を並行して走る国道24号をつなぐ大切な道路。今回開通するのは、その広域農道~町道かつらぎ線間(延長1・6キロ、上下各1車線、東側に歩道付き)で、現在工事中の一部(約300メートル)については、残念ながら現道を含む暫定供用となる。
残る国道24号までの約500メートル間は工事(一部・用地買収)中だが、現道を利用すれば、ある程度の速度で、国道に出入りすることができ、丹生都比売神社や高野山へ走ることができる。一日も早い開通が期待されている。
一方、この「那賀かつらぎ線」の北に向かっての延長線上では、現在、工事中の大阪・和歌山の府県間道路である「鍋谷峠(なべたにとうげ)道路=大阪府和泉市父鬼(ちちおに)町~かつらぎ町平(たいら)=」が、平成28年度中の完成を目指して工事中で、これが開通すれば、大阪・和歌山を簡単に往来できることになる。
「道の駅 かつらぎ西」の酒井弘次(さかい・ひろつぐ)支配人や、地元の人たちは「京奈和道はすでに岩出根来ICまで開通した。来年度中には和歌山JCT(じゃんくしょん)に通じて、鍋谷峠道路も走れることになる。このまま行くと将来、かつらぎ西ICは交通の要衝となり、まちの活性化は間違いない」と期待している。
「道の駅 かつらぎ西」は年中無休で、営業時間は午前7時~午後7時。問い合わせは同・道の駅(電話0736・22・7810)。
写真(上)はかつらぎ町笠田中・交差点付近から京奈和道・かつらぎ西ICに向って建設中の「那賀かつらぎ線」。写真(中)は京奈和自動車道・かつらぎ西パーキングエリア内の「道の駅かつらぎ西」。写真(下)は京奈和自動車道・かつらぎ西ICの下で工事中の「那賀かつらぎ線」。


更新日:2015年9月17日 木曜日 00:00

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