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自分を褒める表彰状作り♪組子細工で夏休み児童ら

夏休みの子供たちが「頑張った自分への表彰状」を制作するという、和歌山県橋本市東家区=森下功(もりした・いさお)区長=主催の第1回「木工教室」が、8月29日、地元の東家コミュニティーセンターで開かれ、公募で集まった橋本小学校の子供たちが、自分を讃える表彰の言葉を考え、額縁(がくぶち)作りに挑んだ。
講師は和歌山県の伝統的工芸品・紀州組子細工の発案・制作者で、地元在住の木工芸家・池田秀峯(いけだ・しゅうほう)さん。同小学校の男女児童9人と保護者らが参加し、区民有志がサポートした。
子供たちは先ず「自分の長所や、自分の褒めてあげたいところ」を、短い文章で表現。区民がこれをパソコンで表彰状に印字した。
一方、池田さんの指導で、木製外枠(そとわく)や留金(とめがね)などの材料を受け取った子供たちは、外枠の凹凸部分をはめ込んで接着剤で固定、2か所に七宝組子(しっぽうくみこ)を取り付けて飾ると、美しい額縁(縦23センチ、横31センチ)が完成。そこに「自分への表彰状」を入れて飾った。
表彰状の中身は、例えば「やきゅうせん手の名前が かん字でかけるようになった」「勉強するのが大好き できないことをなおしたい」「ピアノのりょうてを いっぱいがんばった」など、日常生活の中から、自分の心情・活動ぶりを発見したこと記している。子供たちは完成作品を胸に、にっこりと記念撮影した。
森下区長は「この工作体験は、きっと子供たちの成長に役立つと思うので、今後も参加者を募って、続けたていきたい」と話した。池田さんは「誰にでも、さがせば長所も短所もあるはずです。その中で、先ず自分で自分の長所を褒め、自信をもって前進すると、どんどん道が開けると思います」と力説していた。
写真(上)は池田さん=左端=の指導で「自分への表彰状」制作に挑む子供たち。写真(中)は祖父の協力もうれしい男児の真剣な制作風景。写真(下)は完成した「自分への表彰状」を胸に、記念撮影する子供たち。


更新日:2015年8月30日 日曜日 00:00

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