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雲上に咲く未草♪金剛峯寺の池~開創記念の未年に

弘法大師・空海の高野山開創1200年にあたる未年(ひつじどし)の今年、和歌山県高野町の高野山真言宗総本山・金剛峯寺境内の池で、清楚な「未草(ひつじぐさ)」が清らかに開花、参拝・観光客の心を癒している。
未草はスイレン(睡蓮)科スイレン属の水生多年草。群れなす未は「家族の安泰」を意味し、干支(えと)の未は「人情に厚い」とされる。未草とは昔の言い方で、「未の刻(午後2時)頃に開花」するので、そう名付けられたという。
標高約850メートルの山上にある高野山・金剛峯寺の池(約150平方メートル)では、この季節、真っ白い約50輪の花(直径約5センチ)が、実際には午前11時~午後4時頃に、水面の大葉の上でういういしく開花、水辺ではトンボやアメンボがはしゃぎ回っている。
この未草を見つけた参拝・観光客は、「未年生まれの方が、開創1200年の未年の高野山で未草を見る。そういう時は、うれしいでしょうね」と話し、未草に見入っていた。
写真は高野山・金剛峯寺境内の池に咲いた未草。


更新日:2015年8月27日 木曜日 00:00

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