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台風11号、中洲雑木に濁流~暴風警報は注意報に

大型で強い台風11号は、高知県室戸市付近に上陸した後、紀伊半島を暴風に巻き込みながら北上を続けていて、和歌山県と和歌山地方気象台は、7月17日午前10時現在、引き続き橋本市域に大雨・洪水警報を発令、暴風は注意報とし、警報は解除している。
橋本市の紀の川に注ぐ大谷川で16日、氾濫の危険性が高まったとして、同市学文路、南馬場の紀陽団地、七福団地の158世帯429人に対し出された避難勧告は、現在も続行中で、一部市民は学文路小学校に避難。
橋本市消防本部は、大谷川付近にポンプ車など数台を出動させて氾濫を警戒。今のところ洪水、道路冠水、家屋浸水は出ていないが、橋本市防災推進室は「河川氾濫」「土砂災害」などを警戒、市民に安全対策を呼び掛けている。
一方、橋本市道・山田~菖蒲谷線の菖蒲谷橋付近は、土砂崩れ(約10メートル)が発生したため、通行止めになっている。
紀の川の南海高野線・鉄橋下はすさまじい濁流、橋本高野橋の下流域でも、中洲の沢山の雑木が急流につかるなど、依然、水位が下がらない状態が続いていて、今後の大雨情報に注意が必要。
問い合わせは橋本市総務部防災推進室=電話(代表0736・33・1111)。
写真(上)は台風で増水した紀の川=バックは九度山の雨引山。写真(中)は濁流が押し寄せる橋本橋下流。写真(下)は濁流に洗われる紀の川中洲の雑木=バックは国城山。


更新日:2015年7月17日 金曜日 10:29

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