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高野山で尾上さん歌奉納♪青葉まつり雨の前夜祭

世界遺産・高野山(和歌山県高野町)の開祖・弘法大師(空海)の降誕を祝う「青葉まつり」の前夜祭が、梅雨空の6月14日、高野山で開かれ、雨の中、オペラ歌手の尾上利香(おのうえ・りか)さんが「晴れも良し、雨も良し」と歌を奉納、青年たちによる奉燈行列が行進して、参拝・観光客を感動させた。
前夜祭は、高野町商工会青年部が、「開創1200年 守り受け継がれた 歴史と文化」をテーマに開催した。
午後6時、降雨の中にもかかわらず、尾上さんが真紅のドレス姿で、奥の院・一の橋に登場。「お大師さまの生誕をお祝いし、皆様の幸せをお祈りします」と挨拶。千年杉といわれるジャンボな杉木立に覆われた参道を、ゆったりと舞うように進み、「高野町の歌」や「ふるさと」など4曲を歌うと、全山澄み渡るような歌声に、傘傘傘の参拝・観光客はうっとり。
さらに降雨が激しくなった午後7時には、壇上伽藍の会場予定を、中門前の櫻池院の畳の間に移して続行。「真言宗聖歌」を奉納した後、「いろは歌」や「みほとけは」など、その歌の意味などを説明し、次々と歌い上げた。
この間、高野山真言宗総本山・金剛峯寺周辺では、激しい降雨の中、「高野ねぶたの奉燈行列」が巡行。尾上さんが、「高野山の青年たちは、今、ねぶたにビニールシートをかぶせて、黙々と巡行しています」と話すと、会場から「それは立派」と言わんばかりの拍手が起きる。尾上さんは、「青年たちに時空を超えてラブレターを」と呼びかけ、30数人の参拝・観光客とともに「花は咲く」などを高らかに合唱、青年たちの努力ぶりを讃えた。
尾上さんはプロの歌手だが、高野山麓の橋本市民病院の入院患者に歌を披露したり、特別養護老人ホームで高齢者に音楽療法を施したり大活躍。主人は高野山・中門を再建した堂宮大工・尾上恵治(けいじ)さんで、地元の人たちが、参拝・観光客に説明すると、「それはすごい!」「歌を聴けてよかった」などと喜んでいた。
15日(月)は青葉まつり本番。午前9時から高野山・大師教会大講堂で法要が営まれた後、正午から高野山・一の橋〜金剛峯寺間の約1・5キロの目抜き通りで「花御堂渡御」「稚児行列」「大師音頭」など、約1500人の行列が練り歩く。今年選ばれた4人の青葉娘は、山車から花びらに見立てた絵札をまく散華を行い、沿道の人々の幸せを祈る。
写真(上、下)は高野山奥の院・一の橋付近の参道で歌う尾上利香さん。写真(中)は降雨のため高野山・櫻池院に会場を移し、参拝・観光客と歌ったり、語ったりする尾上利香さん。

更新日:2015年6月15日 月曜日 00:00

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