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高野山道路が開通♪~交通緩和を期待~大型駐車場も

弘法大師・空海の高野山開創1200年記念大法会を控えて、和歌山県高野町高野山に完成した国道371「高野山道路」の開通式が、3月28日、高野山・大門南側に新設された新駐車場で開かれた。同道路は、現在の大門~奥の院間のメイン通り(国道371・480号)と並行して、その南側を走る環状ルートで、「先ず、大法会の期間中、交通渋滞を緩和し、さらに霊場・高野山の静寂と、観光客増加につながれば」と期待されている。
この「高野山道路」は、延長4・3キロ、幅7メートル(車道上下各2・75メートル、残り路肩)。全体事業費は約76億円で、平成22、23年度に測量・設計、同24年度に着工していた。
開通式に先立ち、地元の子供や若者たちでつくる「高野太鼓 童 DONKAKA(わらべどんかか)」「花坂鬼もみ太鼓保存会」「3B体操」「チーム高野」が、元気いっぱい和太鼓を演奏し、可愛い〝きいちゃんダンス〟などを披露して、大勢の関係者を楽しくおもてなし。
次に開通式では、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)和歌山県知事や、平野嘉也(ひらの・よしや)高野町長、衆参両院議員らが挨拶。それぞれ予定通りの高野山道路の開通を喜び、高野山を経由するスムーズな車の走行、国内外からの観光客の増加などを期待した。
この後、仁坂知事や平野町長、森昌文(もり・まさふみ)国交省近畿地方整備局長らがテープカット、添田隆昭(そえだ・りゅしょう)高野山真言宗総本山金剛峯寺宗務総長や平木哲朗(ひらき・てつろう)橋本市長らがくす玉を開披(かいひ)、子供たちが色とりどりの風船を飛ばして、開通を祝った。
さらに、和歌山県警のパトカーやバス、乗用車の交通パレード、餅まきもあり、午後4時、同道路が供用開始されると、参拝・観光客らは、初日のドライブを楽しんでいた。
新駐車場は観光バス87台、乗用車114台分の広さで、法会期間中、高野山大学や高野山高校の駐車場なども臨時開放されることになっている。
写真(上)は高野山道路の開通式でテープカットする仁坂知事=左から4人目ら。写真(中)は〝おもてなしイベント〟で和太鼓を披露する「高野太鼓 童 DONKAKA」メンバー。写真(下)は高野山道路の交通パレードに参加した乗用車。


更新日:2015年3月29日 日曜日 00:00

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