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橋本駅前に「お土産」いっぱい~観光案内所新しく
高野山開創1200年記念大法会や紀の国わかやま国体を控えて、和歌山県橋本市のJR・南海橋本駅前の「はしもと広域観光案内所」は、3月26日、西側の3階建てビル1階に移転・オープンした。同市観光協会の畑野富雄(はたの・とみお)会長は「ここでは高野山や橋本地方の素敵なお土産を展示するとともに、参拝・観光客に、しっかり〝案内のおもてなし〟を」と張り切っている。
新しい「はしもと広域観光案内所」は、鉄筋3階建てビル1、2階(計85平方メートル)で、1階は案内所&土産物展示コーナー、2階は倉庫スペース。以前の案内所は平成20年(2008)、橋本駅から駅前の「農協ビル」(鉄筋2階建て)1階に移転。今回、高野山開創記念や国体を控え、「よりよく観光客のおもてなしを」と、さらに西側の真新しいビルへ移転した。
案内所の壁には、同市内の隅田八幡神社の「担ぎ屋台(かつぎだんじり)」「紀の川橋本サマーボール」「嵯峨谷の神踊り」のカラー写真パネルを掲示。組子細工で作った地車(だんじり)や、パイル織物の木喰応其上人(もくじきおうごしょうにん)などで飾り、高野山や橋本・伊都地方の名所・旧跡を紹介したバンフなどを陳列した。
ショーケースや棚には、国の伝統的工芸品の紀州へら竿や、和歌山県の伝統的工芸品の紀州高野組子細工(色紙掛け、コースターなど)をはじめ、木工芸品(岡潔博士イラスト入り栞=しおり=やウチワなど)、高野口のパイル織物や再織製品(バッグ、ポーチ、ハンカチ、玄関マットなど)を出展。
さらに「ガンバレ」の文字を記した木製銘々皿付き玉子せんべい、畑ごんぼで作ったごぼうあられ、柿の寒天干し柿、はたごんぼ茶、ナタ豆茶、カネマサ醤油、レトルトカレー・ひねキングなどを並べた。
橋本駅の乗降客の「案内所訪問」は多く、平成25年4月1日~26年3月末の年間・来訪者は3801人にのぼる。その内訳も「観光案内」2401人、パンフ持ち帰り856人、特産品購入780人となっていて、訪問者は観光情報を求めるとともに、観光パンフ、特産品購入をする大切な拠点。
とくに今年は「弘法大師・空海の高野山開創1200年大法会」(4月2日~5月21日)、「紀の国わかやま国体」(9月26日~10月6日)が開催される。
畑野会長は「例えば電車の時間待ち、近くには橋本の基礎を築いた木喰応其上人(もくじきおうごしょうにん)を祀る応其寺や、いにしえの縁結びの場所〝妻の杜(つまのもり)〟があります。皆様には先ず橋本の良さを知っていただけるよう頑張りたい」と言っている。
問い合わせは同観光案内所(電話0736・33・3552)
写真(上、下)は新しい「はしもと広域観光案内所」の土産品コーナー。写真(中)は橋本駅前で再オープンした「はしもと広域観光案内所」。