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筝曲やダンス♪橋校生登場~ボランティア体験フェア
ボランティア活動のきらきら輝くまち、和歌山県橋本市の第18回「ふれて・学んで・楽しんで ボランティア体験フェアー」が、社会福祉の拠点「橋本市保健福祉センター」で開かれた。今回は昨年、全国高校総合文化祭・日本音楽部門で、文部科学大臣賞を受賞した県立橋本高校の邦楽部や、ボランティア活動を実践している同校野球部など、計46人と卒業生2人が初参加し、若い力で祭典を盛り上げて、大勢の参加者を喜ばせていた。
橋本市社会福祉協議会ボランティアセンターと橋本市ボランティアサークル連絡協議会が主催。点字、手話、朗読、育児、介護、音楽、ダンス、おもちゃ修理など、平素から広く郷土で活動している約30団体が参加した。
初めに橋本市社会福祉協議会の中西健(なかにし・たけし)会長が「ボランティアの皆さんは損得を忘れて活動されている。皆さんは市の発展には欠かせず、一層の参加をお願いしたい」と主催者挨拶。平木哲郎(ひらき・てつろう)市長も来賓挨拶で「少子高齢化の中、老老介護の時代がくる。行政と市民の協働が大切なので、よろしくお願いします」と、希望と謝辞を述べた。
この開会式に先立ち、橋本高校の放送部(3人)が司会を務め、同校邦楽部の卒業生2人が17弦の二重奏「弦歌(げんか)ストゥリングス」を立ち姿で披露し、同邦楽部1、2年生13人が、牧野由多可(まきの・ゆたか)さん作曲の大作「大河(たいが)」を演奏。しばらく会場が静まり返った後、「さすが日本一」と、大拍手が起きていた。
式典の後は、同校の高校生活活動推進委員9人が、「インターハイ取組」などを説明し、野球部員21人がユニホーム姿で登場。ダンス「恋するフォーチュンクッキー」を弾むように演じると、会場から大きな「アンコール」が起きた。これに応えて、再び部員たちが激しく踊り始めると、会場では手を叩いてリズムをとったり、部員と一緒に踊ったり。楽しい雰囲気でいっぱい。
この後、橋本小学校、あやの台小学校の児童たちが、福祉体験活動を発表したのをはじめ、オカリナ、アコーディオン、三味線、尺八などの演奏があり、手話劇、手話コーラス、DVD防災クイズ、朗読発表、リズム体操、活動DVD紹介などが繰り広げられた。
橋本市ボランティアサークル連絡協議会の山本みや会長は、橋本高校の生徒たちや、大勢のボランテティアの参加により、改めて高齢者や障がい者を支援する絆(きずな)を深められた、として喜んでいる。
写真(上)はボランティア体験フェアで筝を演奏する橋本高校邦楽部の部員たち。写真(中)はダンス「恋するフォーチュンクッキー」を披露する橋本高校野球部の部員たち。写真(下)はオカリナを合奏するオカリナクラブ「ひまわり」の人たち。