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織屋の子・中本さん活躍~手芸作品受賞・個展開催へ

日本一のパイル織物の産地、和歌山県橋本市高野口町の織屋で生まれ育った手芸家・中本敏子(なかもと・としこ)さん(47)の、高野口パイルファブリック再織作品ドレス「バタフライ」が日本婦人発明家協会アイディア賞、キルト作品タペストリー「元気なリンゴの木の下で」が内藤商事株式会社賞を受賞した。中本さんは、3月には橋本市産業文化会館で、個展「織屋の子に生まれて~編んだり縫ったり織ったりの暮らしの中で~」を開催。「過去の入賞作とともに、高野口パイルの素晴らしさをご覧ください」と言っている。
ドレス「バタフライ」は、全体が黒っぽく、胸部に蝶々、裾部分にポピーやダリアをあしらった作品で、これを装う女性をしっとりと輝かせそう。
タペストリー「元気なリンゴの木の下で」は、もともと和歌山県立医大付属病院・小児病棟に寄贈する目的で制作した縦横各40センチの作品。このため、横一列に並んだ子供たちの体には、それぞれ胃や腸など五臓六腑を表しながらも、口は「イ」「ロ」「ハ」「二」「ホ」「へ」「ト」と歌うように形を変え、リンゴをかじる子や、チンチンを出す子、さらにパンダやニワトリなどもあしらい、病気の子どもたちに安心感を与える作品となっている。
中本さんは昭和42年(1967)、高野口町で織物業の父と、今は再織(さいおり)の指導をしている母の長女として誕生。同60年、編物講師・ニットデザイナー岩倉貴子(いわくら・たかこ)さんに師事し、平成4年、結婚を機に本格的に創作活動。これまで高野口パイルパッチワークコンクール商工会長賞など毎年、手芸作品の受賞を重ねている。
個展「織屋の子に生まれて」は、3月12日(木)~同15日(日)午前10時~午後5時、橋本市産業文化会館1階「地場産業展示場」で開催。受賞作の展示や、再織の手織実演と体験会、高野口パイルで制作した紙芝居の読み聞かせなどが行われる。
中本さんは「織屋の子に生まれ、織機の音、糸や生地の中で育ち、気が付けば、今の私があり、作品たちがあります。沢山の方々にご覧いただきたいです」と張り切っている。
写真(上)は受賞した中本さんと、作品「バタフライ」「元気なリンゴの木の下で」。写真(中)は中本さんと「バタフライ」。写真(下)は中本さんと「元気なリンゴの木の下で」。

更新日:2015年1月11日 日曜日 00:00

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