前畑さんの「苦節と栄光」講演〜ＮＨＫ朝ドラめざす

ベルリンオリンピックで日本女性初の金メダルに輝いた和歌山県橋本市の名誉市民・前畑秀子(まえはた・ひでこ)さんの「前畑秀子生誕１００年記念講演会」が、２月７日(土)、橋本市教育文化会館２階大ホールで開かれる。橋本市教育委員会は「この講演会を通じて、前畑さんが〝ＮＨＫ朝の連続ドラマ小説〟に採用されれば」と、大勢の市民参加を呼び掛けている。聴講は無料。入場整理券が必要。
橋本市まちの歴史資料保存会が主催、橋本市体育協会が共催、橋本市と市教委、橋本商工会議所などが後援。
前畑さん(１９１４～１９９５)は、３２年のロサアンゼルス・オリンピック水泳２００メートル平泳ぎで銀メダル、３６年のベルリン・オリンピック水泳・２００メートル平泳ぎで金メダルを獲得。同７８年には国際水泳連盟に日本人女性初の殿堂入りを果たした。
講演会は午後１時に受付開始、同１時半開演で、東海学園大学・スポーツ健康科学部助教の木村華織(きむら・かおり)さんが、「前畑秀子の苦節と栄光～その生涯に学び、未来につなぐ～」と題して約２時間、講演する。
入場整理券は橋本市教委文化スポーツ室、橋本市民開館、橋本市中央公民館、高野口地区公民館で配布。同保存会では「前畑がんばれ！次のゴールはＮＨＫ朝ドラだ！」のキャッチフレーズと、講師・木村さんの写真・プロフィールなどを紹介したチラシを作成配布。事務局の谷口善志郎(たにぐち・よしろう)さんは「この機会に前畑さんの偉業を改めて知ってほしい」と話している。
木村さんは１９８０年、横浜市生まれ。東海学園大学助教のほか、前畑さんの母校・椙山(すぎやま)学園人間関係学部非常勤講師を務めている。
写真(上)は講演会への多数参加を呼び掛ける橋本市まちの歴史資料保存会事務局の谷口さん。(中)は子供たちに水泳指導する前畑さんや花嫁衣裳姿の前畑さんの写真。写真(下)はベルリン五輪で金メダル獲得後、ラクダに乗ってエジプト見物する前畑さん。

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