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古里橋本「がんばれ」講演~松山・内閣府事務次官

和歌山県橋本市出身の内閣府事務次官・松山健士(まつやま・けんじ)氏の「ふるさと講演会」が、12月12日、橋本商工会館8階大ホールで開かれた。松山氏は、橋本地方の行政、農林商工、福祉施設、議会関係者ら約320人を前に、「日本経済の課題」と題して講演。「来年は、紀の国わかやま国体と高野山開創1200年記念大法会があるので、和歌山のいいところを、世界に示してほしい」と強調した。
橋本市と橋本商工会議所が主催。県伊都振興局、橋本市区長連合会、高野口商工会が後援。松山氏は、橋本市の平木哲朗(ひらき・てつろう)市長と橋本商工会議所の畑野富雄(はたの・とみお)会頭に伴われ、会場の拍手に迎えられて、入場着席。司会の「FMはしもと816」のパーソナリティー・西山恵子(にしやま・けいこ)さんが、松山氏と、大勢の参加者に、謝辞を述べた。
初めに、国体マスコットキャラクター・きいちゃんと、これを盛り上げる「橋本ピンク隊」が登場し、「国体きいちゃんダンス」を披露して、松山氏を歓迎。次に、平木市長が主催者挨拶に立ち、「少子高齢化、人口減少の中で、いろんな課題に対し、企業は自主努力、行政もしっかり取り組みたい」と誓った。
演壇に立った松山氏は、戦後の世界経済、日本経済の概略を紹介したあと、「5つの変化」(ソビエトの消滅、3度の政権交代、デフレ、大銀行・大証券会社の倒産、大地震・大津波・原発事故)を挙げて、「日本はそれを乗り越えてきたし、大きな教訓も得てきた」と説明。その上で、「日本はいい国だと思う。例えば食事はうまいし、安全安心。しかし、世論調査では、幸せ感が薄い。〝景気には力〟が大切で、ダメと言えばダメに。明るい気持ちで、取り組んでほしい」と希望を述べた。
また、「自然の驚異」への適切対応など、「防災」「経済」「社会保障」についても、「政府や地方公共団体に頼るだけでなく、個人の努力、近隣同士の助け合いが重要」と力説。和歌山国体と高野山開創1200年を控えて、「和歌山の魅力を再発見・発信し、世界中から若者や、大勢の人々に来てもらえるよう頑張ってほしい」と締めくくった。
会場の男性から「東京に省庁も企業も集中しているので、地方がさびれる。省庁の地方移転はできないものか」との質問には、「そうですと、言いたい程の、ご指摘ですが、実際には難しいことです」としながらも、「来年には、首都機能(研究機関など)を、少し移そうという動きもあり、考える方向になっています」と説明。大きな拍手が起きていた。
松山・事務次官は昭和28年、橋本市学文路生まれ。東京大学経済学部経済学科卒業後、経済企画庁に入庁。内閣府大臣官房総括審議官、内閣府大臣官房長などを歴任、平成26年1月、内閣府事務次官に就任、活躍中。
写真(上、中)は「ふるさと講演」に立つ松山・内閣府事務次官。写真(下)はふるさと講演の松山氏歓迎のきいちゃんダンスを披露する橋本ピンク隊ときいちゃん。

更新日:2014年12月13日 土曜日 00:00

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