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ダメよ!飲酒運転~橋本中・生徒会が注意喚起
和歌山県橋本市立橋本中学校の生徒会役員は「わかやま冬の交通安全運動」期間中の12月10日、橋本警察署前で、往来する車のドライバーに「飲酒」「運転」「ダメ」のプラカードを示し、交通ルールを厳守するよう訴えた。
この日、同校生徒会長の梅本莉那(うめもと・りな)さんら生徒会役員6人は、生徒会担当の松原庸介(まつばら・ようすけ)教諭とともに同署前に集合。大谷浩(おおたに・ひろし)同署交通課長が「車に気を付けて活動してください」と協力を頼み、生徒会役員らは県警シンボルマスコット「きしゅう君」とともに同署前の歩道に整列した。
生徒たちは「飲酒」「運転」「ダメ」と書いた円板(直径30センチ)3枚を手に持ち、きしゅう君は「飲酒運転追放」と書いた御用提灯(ごようちょうちん)をかざして、行き交うトラックや乗用車のドライバーらに「飲酒運転の根絶!」と印刷したチラシを配り、「安全運転をお願いしまーす」と訴えた。
同生徒会の〝飲酒運転・追放運動〟は、約10年前から実施していて、梅本さんは「飲酒運転は大きな事故に繋がるので、絶対やめてほしい。この活動は、さらに後輩へ引き継いでいきます」と話し、松原教諭も「いい社会貢献、社会経験です」と生徒たちの活動ぶりを見守っていた。
大谷・交通課長は「尊い人命を守ろうと願う、飲酒運転・厳罰化の中で、依然、飲酒運転は絶えなません。飲酒の機会が多くなる年末年始は、一層、厳しく取り締まりたい」と話した。
写真(上)はドライバーに「飲酒運転の根絶!」チラシを渡し「安全運転」を訴える橋本中学校・生徒会の役員たち。写真(中)「飲酒」「運転」「ダメ」のプラカード。写真(下)は大谷・橋本署交通課長から活動依頼を受ける橋本中学校生徒会役員と地元ボランティアの皆さん。