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真田甲冑隊&浦部さん登場~橋本駅・サロンカー発車

和歌山県橋本市古佐田のJR橋本駅で、12月6日朝、和歌山DC(デスティネーションキャンペーン) が行われ、昔人気の欧州客車「サロンカー紀伊号」が初めてお目見えした。小雪が舞う中、紀州真田甲冑隊(きしゅうさなだかっちゅうたい)や、郷土出身の若手人気歌手・浦部陽介(うらべ・ようすけ)さん、それに愛嬌をふりまく〝ゆるキャラ〟たちがイベントを盛り上げた。
このキャンペーンは、「ぐるっと和歌山半周の旅」という〝企画もの〟で、「紀伊号」は午前9時8分に橋本駅を出発。和歌山線、紀勢本線(きのくに線)を走り、新宮駅に午後4時35分に到着する。
橋本駅の駅前広場では、出発1時間前の8時頃から、地元特産の富有柿や、戦国武将・真田幸村ゆかりの九度山町の手作り兜(かぶと)など、真田グッズを出品・販売。通行人は珍しそうに立ち寄っていた。
浦部さんはギターを爪弾きながら、「柿食いもってロックンロール」などを熱唱。その袖(そで)では、ゆるキャラ「わっふる」(JR和歌山線)「こうやくん」(高野山)「かきおうじ」(かつらぎ町)、「ゆっきー」(九度山町)たちが、メロディーに合わせて体を揺さぶる。行き交う乗降客も、思わず足を止めて、心地よい歌声に耳を澄ましていた。
橋本駅を出発した「紀伊号」には、平成27年に放映予定の、NHK大河ドラマ「真田丸」の主人公・真田幸村らに扮した紀州真田甲冑隊(男女5人)が、赤備えの鎧兜(よろいかぶと)姿で、粉河駅まで乗車。車両毎に「皆さまの旅のご無事を祈願いたしまして」と口上を述べた後、「エイ、エイ、オー」と威勢よく勝どきを上げた。また、乗客と一緒に記念写真を撮るなど、笑顔が車内にあふれ、和歌山ならではの「おもてなし」に、乗客たちは満足している様子だった。
橋本駅の岩田芳和(いわた・よしかず)駅長は「サロンカーに乗車していただいたり、鉄道ファンの方々に来ていただいたり、それがとてもうれしかったです」と感謝。「これからも皆さんが、和歌山・橋本に興味を持ち、再び来てくださるように、この地域にしか出来ないイベントを企画、発信していきたいです」と話していた。
     山田和則(やまだ・かずのり)記者(ボランティア)
写真(上)はJR橋本駅前に登場した紀州真田甲冑隊。写真(中)はJR橋本駅前のミニコンサートで歌う浦部さんとゆるキャラ「ゆっきー」「わっふる」たち。写真(下)はJR橋本駅を発車した欧州客車「サロンカー紀伊号」の内部。


更新日:2014年12月7日 日曜日 00:00

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