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四郷の高級串柿に「百寿」と命名~高野山・金剛峯寺

高野山真言宗総本山・金剛峯寺=中西啓寶(なかにし・けいほう)座主、和歌山県高野町=は、日本1の串柿の里、同県かつらぎ町四郷の、正月飾り用のプレミアム串柿に「百寿(ひゃくじゅ)」と命名した。伊都・橋本伝統産業コラボレーション実行委員会は、「このプレミアム串柿『百寿』は、郷土の匠(たくみ)の技を結集した逸品で、今後、国内外にアピールしていきたい」と張り切っている。
プレミアム串柿は「いつもニコニコ(2個2個)仲睦(むつ=6個)まじく」との気持ちを込めて、10個を串に通し、幾度も天日干しして完成させる。その串柿を、高野霊木(ヒノキ)を使って紀州高野組子細工で作った化粧箱に収め、手漉き和紙(紀州高野紙)で美しく包んだ商品。
約8年前「世界を驚かす逸品を」と伊都・橋本コラボレーション実行委が発足。同プロジェクトは、高野霊木を提供・命名した高野山・金剛峯寺(高野町)、紀州高野組子細工の木工芸師・池田秀峯(いけだ・しゅうほう)さん(橋本市)、紀州高野紙伝承体験資料館「紙遊苑」(九度山町)、四郷・串柿「JA紀北かわかみ四郷柿部会」(かつらぎ町)などで構成。「百寿」は、その〝匠パワー〟を結集して作り上げた。
金剛峯寺での命名式には、山口文章(やまぐち・ぶんしょう)金剛峯寺山林部長や、同実行委の担当者、技術者らが出席。山口部長から、同実行委を代表して、和歌山県伊都振興局の古田雅昭(ふるた・まさあき)局長に、毛筆で「百寿」としたためた額が贈呈された。
山口部長は「百寿とは白寿(99歳)を超えて、100以上の、沢山という意味があります。伝統産業の技術を生かし、プロジェクトの産業振興活動を祈ります」と挨拶。古田局長は「四郷の串柿に立派な名前をいただき、ありがとうございます。このプレミアム串柿を、国内外にアピールし、産業振興に力を入れたい」と、謝辞を述べた。
12月15日(月)には、高野山・金剛峯寺でプレミアム串柿「百寿」の箱入れ式を行い、その「百寿」を金剛峯寺に奉納して、感謝の意を表し、「百寿」の門出を祝うことになっている。
池田さんは「皆様の幸せを祈り、組子細工の箱を仕上げたい」と話し、柿農家で元・伊都振興局農業改良普及センター長の頭根英之(とね・ひでゆき)さんは、「四郷は400年の歴史を持つ串柿の里。高級串柿『百寿』の誕生は、まことにめでたい」と喜んでいる。
写真(上)は金剛峯寺の山口・山林部長=左=からプロジェクトを代表して「百寿」の額を受ける古田局長。写真(中)は「白寿を国内外にアピールしたい」と謝辞を述べる古田局長。写真(下)は日本一の串柿の本場、かつらぎ町四郷の天日干し風景。

更新日:2014年12月6日 土曜日 00:00

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