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若者を戦場に送らない~憲法9条まつり~歌って誓う

「平和が好き、戦争する国にさせない」をキャッチフレーズにした「第6回 伊都・橋本9条まつり」(憲法9条をまもる伊都・橋本連絡会主催)が、11月9日、和歌山県かつらぎ町の町立笠田中学校・体育館で開かれた。
会場には「若者を戦場に送らない」と大書した看板を並べ、和教組伊都支部などが日本国憲法の前文・九条を掲示。
開会挨拶で、九条の会・かつらぎ代表の藤井幹雄(ふじい・みきお)弁護士は「世界的には憲法九条がノーベル平和賞・有力候補になったのに、国内では集団的自衛権の行使が閣議決定された。私たちは、これまでの改憲、護憲の枠組みを超えて、子供たちが戦場に行かない、人殺しをしない国を取り戻したい。そういう思いを胸に、本日のまつりを楽しんでください」と呼びかけ、大きな賛意の拍手が起きていた。
また、はしもと九条の会のメンバーらが、五島正博(ごしま・まさひろ)さんの指揮、池田俊男(いけだ・としお)さんのアコーディオン伴奏で「憲法九条五月晴れ」など3曲を合唱。「働きぬいて 夜露をしのぎ 美味しく食べて 静かに眠る そんな普通の 毎日を いつものように送りたい…」などと、心底から歌い上げた。
このほか、反戦詩の朗読に続いて、「やっちょん踊り」(九度山真田ちゃいるど)、マジックショー(チャーティー浦本さん)、銭太鼓(新婦人)、日本民謡(虹葉会)、吹奏楽(グリーン・ウインド・アンサンブル)、和太鼓(紀北農芸高校和太鼓部)、レッツダンス(橋本高校新体操バトン部)が披露され、楽しい雰囲気でいっぱい。連絡会事務局の富岡嬉子(とみおか・よしこ)さんが閉会の辞で「ありがとうございました」と締めくくった。
会場では「原爆と人間展」(和歌山県原水協)があり、廃墟と化した被爆直後の原爆ドーム周辺の光景など、解説付き写真パネルを展示するとともに、国連への「核兵器全面禁止アピール」の署名活動も行った。
一方、紀北工業高校・ものづくり研究部は、部員が制作した、レトルトカレーの人気の〝ひねキング〟や、高野山キャラクター〝こうやくん〟などが点滅するLED看板証明作で飾り、近くには本や陶器類、柿の葉寿司、ソフトクリームなどの模擬店も並んで、大人も子供も、晩秋のひとときを堪能していた。
写真(上)は「憲法九条五月晴れ」などを合唱する、はしもと九条の会メンバーら。写真(中)は開会挨拶で憲法九条の大切さを訴える藤井弁護士。写真(下)はやっちょん踊りを披露する九度山真田ちゃいるどの皆さん。


更新日:2014年11月10日 月曜日 00:14

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