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食の安全安心…雑草を堆肥化~有機栽培農家に好評

和歌山県橋本市恋野の建設・土木&廃棄物リサイクル会社は、大量の雑草を堆肥化する事業に取り組み、有機栽培農家から「とてもいい安全安心の農産物ができる」と重宝がられている。
この堆肥づくりは、橋本市が河川堤防などの雑草を同社・工場に搬入。同工場では、雑草をバイオチョッパーで粉砕して、HDM菌を混入したコロニーで撹拌(かくはん)。最後に乾燥させたうえ、篩(ふるい)にかけて堆肥化する。
この堆肥は通気性、保肥性もよく、保水性と同時に水はけも良好。雑草類の種子は、65℃~70℃で処置するので、発芽することは滅多になく、田畑で雑草が繁殖することもないという。
同社では市の雑草処理に協力。市の認可を得たうえ、平成7年10月から「雑草・堆肥化リサイクル事業」を開始。年間約100トンを地元や近府県の有機栽培や家庭菜園を行う約30軒に出荷している。
同市恋野の自然農法家・中山隆士(なかやま・たかし)さんは、約4年前から、この土壌改良剤を活用。その効能について「土の通気性や水はけがよく、農産物の根の張り具合がとても力強い。お陰で、私の田畑は昔の土壌に戻り、今年は水田でカブトエビやミズスマシがいっぱい。土壌改良には不可欠です」と評価している。
同社の産業廃棄物・一般廃棄物リサイクル担当部長で、EM環境学習アドバイザーの井川文彦(いかわ・ふみひこ)さんは、これまで自分の田畑(約1800平方メートル)で、堆肥の効能実験を実践。ニンジンやサツマイモ、ホウレン草など四季の野菜を栽培しながら、「私たちは、雑草リサイクルと同時に、安全安心の食づくり、有機栽培の促進に、ぜひ役立ちたい。さらに良質の堆肥化研究に取り組んでいます」と張り切っていた。
写真(上)は、よりよい堆肥化・研究に取り組む井川さん。写真(中)は堆肥舎でユンボにより撹拌される雑草堆肥。写真(下)は雑草リサイクル堆肥=土壌改良剤を使って栽培した中山さんの見事なジャンボニンニク畑。

更新日:2014年10月30日 木曜日 00:00

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