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天高くサツマイモ太し…橋本の園児ら歓声響く
和歌山県橋本市の柏原、岸上、山田にある3保育園の園児40人と、乳幼児学級の親子26人は、同市柏原の落合和哉さん(75)の畑で、芋(いも)掘りを体験し、可愛い歓声が天高く響いた。
地元の西部地区公民館が企画・主催した。落合さんが「子供たちに楽しい秋を」と、5月にサツマイモ(鳴門金時)を植え、丹精込めて栽培。事前に芋の蔓(つる)を切り取って、掘りやすいように準備した。
子供たちは、保育士に付き添われて畑に集合。落合さんの号令で、一斉に芋堀りを開始した。手に手にスコップを持ち、軍手をはめて、夢中で土を掘り起こすと、真っ赤に太った芋が、次々とあらわれる。子供たちが蔓を引っ張って尻餅をついたり、「わあーっ、大きいな」と、目を丸くしたりして、畑の中はたちまち大騒ぎに。
このような子どもたちのための芋畑は、もともと近所の人が行っていたが、高齢になったため、落合さんが一昨年から、その後を引継いでいだものて゜、落合さんは、子どもたちの芋掘りをやさしく見守っていた。
収穫した芋は、子どもたちにプレゼント。児童らはそれぞれ数個ずつ、土産に持ち帰り、その夜の食卓を飾った。保護者らは「落合さんや公民館の皆さんのお陰で、子どもたちが芋の秋を楽しむことができた」と感謝していた。
写真は落合さんの畑で芋掘りを楽しむ子どもたち(フォトライター・北森久雄さん撮影)
更新日:2012年10月8日 月曜日 21:17