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玉川峡〝くるみ拾い〟楽し~上西さん〝まつり出品〟へ

和歌山県橋本市の〝身近な秘境〟ともいうべき玉川峡(紀伊丹生川)で、「玉川峡愛好会」会長・上西進(うえにし・すすむ)さん(77)が、ポリバケツいっぱいの〝くるみ(胡桃)拾い〟をした。玉川峡のくるみは、同市隅田町の「野菜まつり」に出品して、「玉川峡の秋の味覚を伝えたい」と張り切っている。

上西さんの話では、玉川峡には100本以上の〝くるみの木〟が自生。うち約20本は温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」(休業中)の周辺で枝葉を張っている。

くるみの実は、毎年10月上旬~中旬、薄緑色の皮を被ったまま、雑草や岩のくぼみに落下する。上西さんは、落下して皮だけが腐敗した実をポリバケツに拾い集め、玉川の清流ですすぎ、自宅に持ち帰って、さらに綺麗に洗ったうえ天日干し。11月23日(日)に隅田地区公民館・すみだホールで開かれる予定の「野菜まつり」に出品する。

上西さんは同市南宿の玉川峡出身。山と川の大自然の中で育ち、子供の頃から木の実や、山菜採り、アユ・アマゴ釣りに親しんできた。「くるみは、ゴボウのささがき、ずいき(芋茎)の和え物、ほうれん草のお浸し、くるみ餅などに使うと、たまらなくおいしいです」とにっこり。「野菜まつりに出品するので、ぜひ、このくるみで、好きな料理を楽しんでください」と言っている。

写真(上、下)は玉川峡でくるみの木陰に落ちたくるみの実を拾い集める上西さん。写真(中)は拾い集めたくるみの実を披露する上西さん。


更新日:2014年10月16日 木曜日 00:00

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