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台風直撃免れる~蝉が鳴き、お盆準備~紀の川流域

台風11号の直撃を免れた和歌山県橋本市は、8月10日午後3時過ぎ、大谷川流域住民の避難勧告を解除し、産直市場前での排水作業も打ち切った。〝台風一過の野山〟では、蝉やきりぎりすが鳴きだし、市民はお盆準備を再開するなど日常生活を取り戻した。

和歌山県と和歌山地方気象台は午後3時、暴風警報を解除、同5時25分には大雨・洪水警報を解除した。但し、土砂災害、雷、竜巻、風について、10日夜遅くまで、引き続き注意を呼び掛けた。

台風・豪雨の際、よく浸水する橋本市岸上のJA紀北かわかみの産直市場「やっちょん広場」前では、紀の川が増水したため、同市消防本部などから消防車約10台と消防士ら約50人が出て、周辺の排水溝の水をポンプアップ、樋門を閉めた紀の川へ放水した。今回は浸水の恐れなしとして、作業を打ち切った。

一方、学文路・南馬場地区から紀の川に注ぐ大谷川も、紀の川増水により、樋門の開閉で流れ方を調節。消防車10数台が出て、ポンプアップ排水した。橋本市は「大丈夫」と判断、両地区住民に出していた避難勧告を解除し、拠点避難場所としていた学文路小学校を閉鎖した。

「やっちょん広場」では、やっと市民が訪れ、お墓参りの供花を買ったり、先祖供養の献立用の野菜を買ったり。女性店員は「何事もなくて良かった」とほっとした表情。

大谷川近くの主婦は、紀の川の水位が高くなり、水を流すことができない大谷川を眺めながら、「大雨のたびに、ひやひやものです。堤防を嵩(かさ)上げするなど、何か対策はないものでしょうか」と話した。

自然農法を実践している橋本市東家の元区長・東又良一さんは、高さ2メートルもある胡麻(ごま)を栽培。「台風に備えて、紐で囲っていましたが、お陰さまで被害はゼロ。おいしい胡麻ができそうです」と、開花した薄紫の花を見上げていた。

写真(上)台風一過の紀の川の光景。写真(中)は産直市場「やっちょん広場」前の紀の川・樋門付近での排水作業風景。写真(下)は台風被害を免れた東又さんの胡麻栽培畑=薄紫の花が美しい。

更新日:2014年8月10日 日曜日 17:06

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